愛ルケ |  ◆ R I N G O * H A N

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歌うパステル画家5*SEASON鈴御はんの蒼いブログショー

罰


映画『愛ルケ』の主役二人に
豊川悦司さんと寺島しのぶさんが決定、かぁ。
ふーーーーーーーーん。

わたしゃ全然知らんかったとですが、
『愛の流刑地』という渡辺淳一さんの小説が、
少し前の新聞連載で えらい話題だったとか。
最近、足の怪我の治療のため、
整形外科へ通うようになり、
待ち合い室で鎮座している「オトーサン系社会雑誌」で
ホットな社会ネタを仕入れておりまして、
「オトーサンはそうなのか」と
常々 感心したり、驚いたり、納得したりしております。
社会人とオトーサン、この切り口はおもしろいとです。
で、件の『愛の流刑地』のことも
オトーサン雑誌で学んだとです。

『愛の流刑地』こと通称『愛ルケ』は
世の全男性の欲望という欲望を
グググッと詰め込んだ物語で、
朝から電車の中で新聞を広げるのが恥ずかしいほどの
赤裸裸な愛欲表現と一貫性のない登場人物たちが
一部のオトーサン層に大ウケだったとか。
連載が終了した今後は
映画化とドラマ化の主役をいったい誰がやるのか、
『失楽園』を越えるヒットとなるかが話題、
ということだった。

今日発表の配役をみると、
オトーサンのための『愛ルケ』ではなく、
熟ママ連のための映画という感じ。

私は大ブームとなった『失楽園』には
映画でも本でもノータッチだけど、
渡辺淳一さんの恋愛物は
真面目一本やりなブルジョアで、
ちょっと私とは相性が悪い。
でも、映画『愛ルケ』が公開されたら、
『失楽園』と同じ程度に
社会現象として盛り上がりそうな予感。
「ルケする」という言葉も流行りそうだ。
でも、なんだか真面目に
究極の愛を描いている作品なのに、
たぶん私が観たとしたら
笑いながら観てそうな気がする⋯。
そうなったら世の女性陣から白い目で見られ、
それこそ「愛の流刑地」へ送られそうで
コワイとです。






 渡辺 淳一 『愛の流刑地 :上』

 渡辺 淳一 『愛の流刑地 :下 』