サントラ『ホテル・ルワンダ』 |  ◆ R I N G O * H A N

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歌うパステル画家5*SEASON鈴御はんの蒼いブログショー

music

a percussion


ただいま怪我療養中の身なので、
外へ出るのはお医者のみという
非常に乾いた現状なので、友の親切にすがって、
CDを買って来てもらった。食べ物より音楽を!
というのが5*SEASON的差し入れ。やってきたのは
映画『ホテル・ルワンダ』のサウンドトラック。

音を聴くだけで映画の各場面が思い出され⋯
って、当たり前です。
映画に使われていた音を集めてあるんだから。
通り一辺倒のことばを綴るのはやめよ。

いや~いいわ。 ←通り一辺倒。
映画もよく出来てたけど、
サントラも全15曲、よく構成されてます。
ただ歌詞カードや解説はついてないので、
「言語」という次元では よく分からんのですが、
英語以外の言語で歌われる曲が特にいい。
いったい何語なのか、浅はかな私には不明ですが、
声という楽器と打楽器が しっかり溶け合っている。
まぁ、音楽に解説はいらないんですが。

ただ、映画も「ハリウッド手法」で作られているから、
見栄えよく、優等生っぽく仕上がっていたように、
CDもキレイにまとめてしまったのが、
ちょっと⋯いえ、かなり物足りない。
というか、映像が消え、聴覚だけで
「ルワンダのこと」を想うとなると、
ドラマチックな、特に欧米的なサウンドは
残念なことに想像力を萎えさせる。
もっと、野性的で、
土の香りを含んだ鼓動を耳で感じたい。
「自然を打つ」というニュアンスの、
素朴な打楽器サウンド、
あと、ジャズも必要ではなかったか。

映画『ホテル・ルワンダ』に足りなかったものが、
サントラを聴くことで判明。音に野性を、
もっとアーティスティックに すればよかった。

いろんな願望が駆け巡るけど、
映画を観た記念に、
そこで観て感じたことを記憶するためには、
かなり良いサントラとなっております。
「これ、こんな曲だったのか」
と ここで初めて気付いた楽曲もあるし、
映画のエンドロールで流れる『Million Voices』は
名曲です。胸打たれます。





●二度目の『ホテル・ルワンダ』の感想
●一度目の『ホテル・ルワンダ』の感想
●三度目の『ホテル・ルワンダ』の感想

●ホテル・ルワンダ公式サイト
●『ホテル・ルワンダ』日本公開を応援する会


サントラ, アフロ・ケルト・サウンド・システム, ドロシー・ムニアネザ, ベン・ムニアネザ, ワイクリフ・ジーン, ルパート・グレッソン, ウィリアムス, デボラ・コックス, イヴォンヌ・チャカ・チャカ
●ホテル・ルワンダ

※日本版にも歌詞カードの類は ついてないので、
これから買うという人は 若干安い輸入版で充分だと思います