次郎長三国志 |  ◆ R I N G O * H A N

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歌うパステル画家5*SEASON鈴御はんの蒼いブログショー

まさひろさん

Masahiro Makino


『次郎長三国志』シリーズ全13作のうち、
わたしが観たのは7作だけ。
惜しくも完観はできなかったけれど、
シリーズの半分は観たことになる、
一応良し、と満足はするも‥‥、
観られなかった残り6作に未練たっぷり。
いつの日か劇場ではないにしても、
全作品を頭から観られますように。

わたしがマキノ雅弘監督の映画を観たのは、
これまで京都で1~2作を観た程度だけれど、
そこで感じたマキノ監督の印象は
マンガ的な面白さがある、ということだった。
たとえば芸術作品に押し上げようと
頭を抱えてウンウン唸りながら作るのではなく、
「オレが作るもんはオモロイんや!」
といった あっけらかんとした自信が底辺に漂う。
この感覚はこの度の
マキノ作品の頂点といわれている
『次郎長三国志』シリーズを観た今も変わない、
思うにマキノ雅弘監督って、
血液型はO型じゃなかろうか。
細かいことをグジュグジュ言わないで、
まず やってみる。
人とは違ったところにこだわりがあるから、
詰めが甘かったり荒かったりするが、
文句なく作品は心地よく、わくわくできる。
きっと、第一印象を大事にする人で、
仕事は早いだろうと察する。
場合によっては「手抜き」と言われるかもしれないが、
本人さんはガハハと笑って割り切ってるんだろう。
‥‥なんて、これは誰かさんと同じ、
ガハハハハハ、
私もO型なんぢゃーっ! ほっとけーぃっ!

きっと私の荒っぽい、良くいえば勢いのある絵が好きだ
という人は、マキノワールドにどっぷりハマるでしょうねっ。
てなわけで、もちろん私は
マキノ雅弘監督の『次郎長三国志』が大好きぢゃ!
映画の感想をクドクド書くなんて
馬鹿らしく思えてくる。


★★★★★☆☆ 7点満点で5点
おそらく、シリーズ全作を順々に観ていたら満点だったろうな。
せめて、東宝版全9作は観賞したかったなぁ。
一番 面白いであろう「仲間集め」のパートを観ていないことと
物語のフィニッシュを観ていないのが残念無念。
以下、観た作品を観た順にあげておこー。


・次郎長三国志 第二部
・次郎長三国志 第三部
・次郎長三国志 第四部 -ここまで東映版

・次郎長三国志 次郎長と石松 -ここから東宝版
・次郎長三国志 勢揃い清水港
・次郎長三国志 殴込み甲州路
・次郎長三国志 旅がらす次郎長一家