嘘映画『王様とスパイスの真実』 |  ◆ R I N G O * H A N

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歌うパステル画家5*SEASON鈴御はんの蒼いブログショー

トルコで買ってきたスパイス・クラッシュ。
グランドバザールで見つけた かなりの安物。
上からスパイスを入れ、
取っ手をクルクル回すと
砕けたスパイスが受け皿に落ちる。


黒コショウの粒々を粉にするため
ポロンポロンとクラッシュに入れるとき、
あたしは いつもいつも、変なことを思う。
「なんか、正露丸に似てるなぁ」。

黒コショウの粒々と正露丸の粒。
ふたつの粒は だいたい2ミリぐらい、
実に よく似てる、
だから、
まかり間違って、もしも。
もしも、黒コショウの粒々の中に、
正露丸がひと粒、混じっていたら…?
とのとき、カレーはどんな味?
ハンバーグは とびっきり美味しくなるかも?
いいや、肉団子の腕前が、
亜細亜ナンバーワンになれるかも?
それとも、逆にお腹が痛くなってしまうかも?

またアホなことをいうてる。
って、そこのアンタ、あたしの話を
鼻で笑いながら読んでるアンタ。
違うってっ! ウソと違うねんて!
なんとなんと 驚くな~
あたしのくだらない妄想が、
真実であることが証明されたのだ! といっても、
これはトルコ産の黒コショウに限るのですが。

たとえばある日、自分でもわけが分からないうちに、
とんでもない料理の失敗作を作ってしまったり
またはその逆で、
このうえない美味しい物を作ったために、
両の頬がボタボタと落ちてしまったなら、
それは料理の隠し味に使った黒コショウが
トルコ産だったせいかもしれません。

すなわち、歴史上で生まれた革命的な料理、
たとえばマーボー豆腐やソーセージ、
これらが生まれた背景を調査した結果、
いずれのケースでも使われていた黒コショウが
トルコ産だったとか。
黒コショウ研究家の第一人者である こぶ氏の話によると、
トルコ産の黒コショウには、
だいたい100粒に ひと粒の割り合いで正露丸が含まれていて、
それが時おり料理に悪さをしたり、
旨味を引き出したりしているらしく、
料理界の革命は、実は正露丸が偶然もたらしたもの。
では、いったい何が原因で
黒コショウの中に正露丸が混じることになったのか、
その理由は遠くオスマン‐トルコ時代まで遡るそう。

現在、その歴史的検証を軸に、
黒コショウと正露丸の密接な関わり方を描いた映画が、
スパイス王国・トルコで急ピッチに進んでいるそうです。
タイトルは『王様とスパイスの真実』。
黒コショウ研究家のこぶ氏も、
クラッシュ器の役で映画に出演するとかで、
実に楽しみな1本ですが、不気味でもありますネ!

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でことよ~
いつ出るのか、それとも もう没ネタなのかと思ってたが、
ついに出たな『こぶリアルスーパー』!
あたしも近いうちに出してやろうと思ってたんじゃい。

真のスーパーヒロイン
こぶリアルスーパーが見られるのは世界でここだけ!
●相方・でこのアホ臭いブログ