オーシャンズ12-その7 隅犬 |  ◆ R I N G O * H A N

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歌うパステル画家5*SEASON鈴御はんの蒼いブログショー

天下の大事を支えているコマ犬ならぬ隅犬。
いったいぜんたい大事って‥‥何?
何かを必死に支えている隅犬は全部で4台。
手前の隅犬がでこ、絵では見えてないけど、
でこの対角にいるのが あたし。つまり大事とは‥‥
ワッシー? な~んや。しよーもな。



と、
昨日ふれこんだのに、さらに「その7」や。
この間『オーシャンズ12』を観る前に、
実は上野公園で今やっている『唐招提寺展』を観たんやけど、

(展は素晴らしかった。『~12』より、
 鑑真和尚が断然かっこええっちゅうの。
 ほれほれ、でこも 寺に興味ない人も行け! 行くんや!)

http://www.tbs.co.jp/p-guide/daiji/index-j.html
そこで隅鬼(スミオニ)という木彫の鬼を観た。
隅鬼とは唐招提寺の金堂の
屋根を支えている台のようなもので、
上の絵↑は それをイメージして描いたもの。
正座した4台の隅鬼は重い重い屋根を、
奈良時代から ずーっと懸命に支えてきた。
(なかには江戸のものや もっと新しいものもあるけど)
あまりの重さのため、鬼の指の爪は、
正座した膝にクイ込んでしまったものもあるぐらい。
なんていうと、鬼が生きているみたいだけど、
そんなふうに彫ってあるという意味。
また、鬼は写実的ではなくて、
素朴で力強くて、一見すると鬼には見えず、
アレに似てた、一時 話題になった人面魚。
鯉の顔の模様が、なぜか人に見えたアレ、
あの鯉の顔と ボワ~ンと見える隅鬼の表情が重なった。

で、ようやくここから『~12』の話で、
昨日も書いたけど、この場面↓で



ヴァンヴァンが乗せてる置き物。
これに以前イタズラして遊んだせいで、
映画を観てるときも、
置き物が気になって気になってたまらんかった。
おまけに この置き物、わりに大きく画面に映ったり、
何度もチラチラと映ったりして、
絶対に何か仕掛けがあるに違いないと思ったり、
もしかして鳩でも飛び出すのではないかとか‥‥
‥‥って結局、なんにもなかったんやけど、
問題は その置き物がアップで映った時のこと、
あたしは「ほれ! だんだん顔が変わるっ!」って、
置き物が人面魚に似た人間の顔になって、
やがて でこに‥‥!
そんなアホなことを一瞬にして想像してしもて‥‥
それで、そのときの でこの顔が、
必死な形相の隅鬼とソックリでなぁ。
そのことを思い出して、
ちょっとここに書き留めておこうと思って‥‥
ほんま、しょーもない話で‥‥
ハイ 「その7」終わり。
『~12』にイチャモンをつけるのも


なお、現在上野で展示中の唐招提寺の隅鬼は
改修中の金堂が完成する2010年には、
またもや屋根の下に納められ、
重い重い屋根を支える運命にある。
身軽な隅鬼が見られるのも、
隅鬼が寺外にお出ましになるのも、
この度の展が最初で最後となるようだ。

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どうやら相方は風邪で撃沈している模様。
鬼のかく乱とはよくいったもの、
相方は やっぱりコマ犬ではなく今日から
隅鬼あらため隅犬やな。
トントンとーん☆(ノックの音)
ささ~さぁ~でこのために今日は
好物のシーチキン入りのお粥作ってやったで。
ちゃんと麦チョコもトッピングしといたしー。

●相方・でこのブログ