夢追い人。

彼女は悩んでいた。


自分の生きる道について。

苦しそうで可哀相で。


いつかの私みたい。
歌い続ける勇気がなくて、諦める勇気さえなくて。


そんな自分を愛すことも出来ず許すことさえ出来ずただただ毎日自分を責め続けた。


苦しくて感情が消えてく。私の存在意義などあるのだろうか？


そんな自問自答に疲れ果てた。


景色は色をなくしモノクロ。






彼女に慰めは必要ない、そして彼女は彼女自身でしか救えない。


でも、私なりの言葉を伝えた。


人は変われる。
なりたい自分になれる。



でも弱いままでは夢は叶わない。



でも初めから強い人間なんていない。


何かを志すためには『覚悟』が必要。


いろんな経験を重ねてく中で希望の陰りが見えてしまう。


絶望して苦しくなる。夢を持った瞬間のキラキラした気持ちや根拠もないのに持てた自信なんて簡単に消えてしまう。


だけど、陰りに負けたらそれでGameOver。


大切なことはボロボロになって傷ついて絶望してそれでも消えなかった情熱。
そんな中でも残ったもの。


それがホンモノ。



そしてそこからがスタートライン。



夢追い人。
負けるな。


私もまたこの戦いに負けたくない夢追い人のひとり。

希望の陰りのその先へゆこう。