寒い!

 

ウィンタースポーツが好きなのに寒い!!!!笑

 

暑ければ寒いくらいのほうがいいと言い、寒いと暖かいほうがいいと言う 

 

人はないものねだりですね 笑

 

 

 

さて、今日は骨折して困ったこと=介護リフォームに役立つこととして記録しておきたいと思います。

 

 

約一か月前、ふとコケたことから始まった骨折生活 汗

 

一か月前はこんな状態でした

 

 

折れ方がまずかったらしく手術

 

最初の1週間くらいは痛くて床に足をつくことができませんでした。

 

そこから徐々に痛みも少なくなって、最近になってようやく痛みもほぼなくなり、

 

いよいよボルト?ピン?を抜く手前というところです。

 

 

 

 

いままで普通にできていたことができなくなる

 

 

 

 

これって本当に大変です。

 

高齢になって徐々に足腰が弱くなることもあれば、

 

脳梗塞や脊髄損傷など突然に生活がガラリと変わることもある。

 

 

今まで20年近く介護リフォームに携わってきましたが、

 

自分が松葉杖生活になってわかったこと、たくさんあります。

 

 

 

 

とにかく「ちょっと」のことができない。

 

 

これにつきます。

 

手も大事ですが、足は生活に直結すると痛感しました。

 

 

 

まず、松葉杖だとしても不自由なほうの足が床につけるかどうかで全然違います。

 

 

私のように完全に片足だと松葉杖なしでは普通に立ち止まることすらできません。

 

片足で立ったままでいられるのはほんの少し。

 

ってことは、立ったまま歯を磨くことすらできません。

 

 

で、イスに座って歯を磨くことになるわけですが、

 

イスに座ると身長172センチの私でも鏡から顔がようやく出るかどうか。

 

それと、洗面ユニット下部の収納部分に足が当たるので、

 

洗面ボールの手前しか使えず、床に水がこぼれがち。

 

 

ってことでまず洗面所にイスを置くことになりました。

 

 

 

次にトイレ

 

「どうやってスリッパを履きかえるねん?!」

 

入院してる間は履き替える必要がなかったから気づかなかったけど、

 

家に帰ってきてまずこれに戸惑いました 苦笑

 

 

トイレに入ろうにも松葉杖=片足ずつ履くという普通のことができないので

 

トイレスリッパを履くことができない。

 

 

松葉杖を支えにして健常な足をヒョイと浮かせて一瞬で履くしかない。

 

これね、ウチのトイレがバリアフリーだったからいいけど、もしそうでなければ不可能だったよ 汗

 

 

 

それから、入口の戸が引戸だったからよかったけど、

 

ドアだったとしたらトイレ内に入って、振り返ってドアを閉めるなんて松葉杖では不可能。

 

 

そして、便器に座るにも両足が床につける状態ならいいけど、

 

私のように片足が完全に使えない場合には健全な足の筋力だけで支えながら座らなければならない。

 

だからドカッと座ることになるわけでお尻が痛い 笑

 

 

 

それから出かけるとき

 

靴を履くにも片足では不可能なので玄関にイスを置きました。

 

そして、玄関ドアが難関

 

普段ならありがたいドアクローザー

 

松葉杖だと開放しっぱなしにできないので四苦八苦しました。

 

 

 

それから、玄関ポーチの階段

 

降りるときはまだいいのですが、登るときって松葉杖を上の段に付いて上がるの?

 

それとも下の段に付いて上がるの?

 

 

 

下の段に付くと低すぎて上がれない

 

上の段に付くと今度は高すぎて上がれない

 

そんなわけで結局は片方を上の段、もう片方を下の段について上がってました。

 

 

 

それから車に乗るとき

 

不自由な足から先に乗るのと、健全な足から乗るのと、どっちが乗りやすいと思いますか?

 

 

正解は不自由な足から先に車内に乗り込むほうが楽です。

 

 

不自由なほうの足をまず車内に入れ、腰を掛けてから乗り込む

 

すなわち健全な足で支えて乗り込むわけです。

 

 

最初、健全な足のほうから乗りこもうと思って、

 

「あ、あかん!これだと折れてる足で体を支えることになるやん!」と気づきました 苦笑 

 

 

 

 

それと、私のように完全に片足がダメな場合の松葉杖は、全体重を松葉杖で支えることになる

 

イコール自分の腕力頼みとなりますので、松葉杖を支える手のひらと脇が痛いこと!

 

どれだけ力が必要かと言えば筋トレ並みです!苦笑

 

 

 

ってことで、たくさんの気づきがあったのですが、一番肝心なことがあります。

 

 

 

ここまで読んでお気づきになられていますか?

 

 

 

上記に書いたことすべて「もしも私が高齢者だったら?」

 

 

 

ヒョイと体を浮かしてスリッパを履き替えるのも

 

片足の筋力で便器に座るのも

 

玄関ポーチの階段を超えることも

 

車に乗り込むときに体を支えたり車内に引き込んだりすることも

 

腕の筋力で松葉杖生活を支えることも

 

すべて不可能です。

 

よくトイレの便座の下側が割れて便座交換の依頼を受ける理由も今回よくわかった気がします。

 

足の力が弱いので便座にドカッと座るからなんだろうなと思いました。

 

 

 

足が折れたと聞いて「ケンケンで生活できるのでは?」と思うでしょう?

 

それは子供だけです!笑

 

子供ってコケてもトテッとかわいくコケるだけだけど、大人だといくら若くてもドシャーーンでしょう?

 

そこから想像してもらえると思いますが、20代だったとしてもケンケン生活は無理だと思います。

 

 

ましてや高齢者になればまず不可能でしょう。

 

折れてる足を床につくことができないあいだ、何度ヒヤリとしたことがあったことか、、、、

 

そのたびに「これは高齢者なら無理!」と何度も思いました。

 

 

 

今回の経験で介護リフォームの際に気を付ける観点が大きく変わります。

 

新築のトイレ入口の向きや建具もなにもかも意識が変わります。

 

 

 

身をもって経験できたことをこれからの仕事に活かさねばと痛感している今日この頃です。