小春日和。ポンコツ未婚娘と認知症実母の日常 -2ページ目

小春日和。ポンコツ未婚娘と認知症実母の日常

2014年7月。母はアルツハイマー型認知症と診断されました。
アラフォー独身(非正規雇用)。アルツハイマーの母との2人で細々と暮らしております。
介護、非正規雇用、独身、色んな不安材料に挟まれた日々を書きつづります。(追記)2019年レビー小体型認知症と再診断。

今日病院から突然電話があり
「急ですいませんが療養病棟の手続きをお願いしたく」と連絡がありました。
たまたま仕事休みだった為午後2時過ぎに手続きに行ってきました。

病棟と療養施設が併設しているため、母はベッドに寝たまま隣の施設へ移動。
作りは病棟と同じ感じで4人部屋です。

そのまま入所手続きとなりました。

療養病棟は介護施設になる為
今までの入院費の3倍ほどかかりそうです。
役所で介護保険限度額申請を受けてください、と言われ帰りに役所に行ってきましたが、
そうだった…預金額が1千万以上あった場合申請できないんだった…
説明を受けて思い出しました。
仕方ないね、支払いで預金額が減ったら申請するしかないです。
こんな事なら元気なうちに旅行に行ったりとか有意義にお金使ってくれてたら良かったのに。
父も母もお金使う人じゃなかったからなぁ…

ただ施設料金そんなに高いんなら洗濯ぐらいしてくれたらいいのに、と思ってしまうのはいけない事でしょうか。
てっきり他の介護施設と同じように洗濯してくれるのかと思ってら違かった。ま、いいけどさ。

何かご質問またはご要望はありますか?と聞かれたので
ただ穏やかに過ごしてもらいたい、事と
病棟で鼻に管を通した時に「車椅子に乗るぐらいになれる」って言われたけど、結局ずっとベッドに寝たきりのままなので、もう車椅子に乗るのは無理なのか聞いたら「リクライニング式の車椅子なら可能かと」と。
ただタイミングが悪い事に来月から来年3月まで館内の工事が入るため、その期間は部屋の中で過ごしてもらう事になってしまうそうで…
はぁ…新型コロナといい、館内工事といい…なんで私はこんなに運が悪い人間なのか。

内科病棟の看護師が介護施設の介護師に母の状態の説明している時、めっちゃ「暴言」て言われてたなぁ…
母の暴言についてはずっと介護してきてとうとう答えは出なかった。
不満があるから暴言を吐くのは人間の心理なのでわかってはいるもののその不満を取り除いてあげる事は私にはできなかった。

施設契約済ませた後に母に会いに行きました。
グッタリした様子で話しかけても目をうっすら開けたらボーっとして反応がありません。
足首あたりに水膨れのようなのが見られると体を調べた看護師さんから言われました。
床ずれなのかな…痛いだろうに、ごめんよ。

しばらく腕をさすり続け、話しかけて
だいぶ経ってやっと頷いてくれました。
今日は声が聞けなかったな…でも頑張って頷いてくれたんだろうな、と。

一年前、以前利用していた通所介護施設のケアマネさんに「入院したら絶対良くなりますよ」と言われ
そのケアマネさんは「入院した後ちょこちょこ電話してもいいですか?」と利用最後の日に言ったきり連絡すらくれませんでした。
安易に「入院したら良くなる」なんて言葉無責任に言わないでほしかった。
入院は私が思っていた絶望的な方向にしか向かわなかったよ。

だいぶログインを怠っておりまして
IDど忘れてしまっていました。
ご無沙汰をしております。

8月ぐらいから仕事が回らなくなってきました…

今CDレンタルが下降、スタッフが1人産休に入ったのもあり、コミックレンタル担当も掛け持ち始めて数ヶ月。

音楽も漫画も両方好きなので、楽しいです。ですが、何せ時間が足りません…

前コミレン担当者からは「コミレンは追求し始めたらキリがないですよ」と言われた通り、コーナーで新しく追加された作品で在庫がないもので面白そうなものを厳選して追加発注かけ、賞を取ったのをチェックしてこれまた追加発注をかける。

そうしないと品揃えが悪くてとてもじゃないけとお客様を満足させられないかと。

そして売り場作りと…しかもこれが毎回大移動。

人数不足で売場作りの時間もなかなか作れぬ毎日。サービス残業の毎日です。

仕事の愚痴はこれくらいにして、母の事を書きます。

母は7月以降は熱が出る事もなく
ある意味変わりなく、調子がいい時は目を開けてくれて、問いかけに頷いたり、一言返事をしてくれたりします。
口が回らないか喋ってくれても何を言っているのかは全くわかりません。
分からないけど喋ってくれるのが嬉しいので意味分からず「そうなの〜」と返してはいます。

先日秋彼岸で姉が家に来ました。
母の鼻の管を抜いてはどうか、と言われました。
母が辛そうで可哀想だ、と。
新型コロナで遠方にいる母の姉も会いに来れないと言っているし、このまま辛い思いをさせるなら死なせてあげたほうがいいのではないか、と。

私としては、まだ問いかけに反応してくれるし
母はまだ「生きている」と感じています。
私には家族は母しか残っていませんので
母が生きている事が私の精神の拠り所なのかもしれません。
こんな状態になってもまだ、生きていてほしい、と思ってしまうのは
私のわがままなのでしょうか…

姉がゆうように母はこんな状態で生きていたくはないでしょうか…

 

姉について「何なのこの人」と思った事があったので愚痴を失礼。

母は猫が好きで猫の置物を集めていました。

私も猫グッズを見かけたら母にお土産で渡したものです。

姉も同じく猫グッズをよく買って母に渡してくれていました。

先日、LINEで「私が買った猫の置物を返してもらいたいんだけど」ときました。

 

私はてっきり母に買ってくれたのかとばかり思っていたんですが。

別にいいですけど。

なんか…なんだろ、モヤっとしますよね。

 

翌日仕事帰りに面会に行くと
「少しずつ熱は下がってきてます」と言われました。

今日仕事が終わらず面会時間ギリギリで
19時50分頃病院へ。
点滴、まだ下がっていました。
顔色は良く感じました。
時間も遅かったので顔見て、洗濯物置いて帰ろうと
棚にしまっていると母の目が開きました。

私「遅い時間にごめんね、起こしちゃったね」
細く開いた目はゆっくりと私の方を見ました。
タオルケットが全くかかってなかったので
「お腹冷えちゃうと大変だからかけるね〜」
と声をかけると「うん」とかすかに答えてくれました。
反応があったのが嬉しく「今日は声が聞けて嬉しいわ、良かった」と声をかけると
微かに微笑んだように見えました。
母「…ありがと…」
ううん、こっちがありがとうだよ、お母さん。

足を触ると冷たかったので
今日持参した大きめの厚手のタオルケットをかけて
体をタオルケットの上からさすると
またゆっくり目を閉じました。
私「ゆっくり休んでね、また顔見にくるからね」
と声をかけると浅く頷き穏やかな顔つきで眠りにつきました。