実は、先月こんなものを確保しておりました。
今ではもう古いモデルとなりますが、シールの通り、Core i7 3840QMにメモリー16GB、SSDは512GB。
当時だったらかなりのハイスペックモデルです。

で、こやつの正体は↓

SONY製VAIOのSVL24です。
しかも、ただのSVL24ではなく、オーナーメードモデルのSVL2414AJ。
その中でも、ほぼフルスペックで、先程の通り、
CPU Core i7 3840QM
メモリー 16GB
SSD 512GB
で、更に
GPUにNVIDIA GeForce GT 640Mで、グラスレス3D対応なのです‼️
とりあえずなんかすごいでしょ?(笑)
これで、地デジチューナー+BS/CSチューナーも搭載だったら全部入りだったんですよねぇ、う~んおしい。。。
ちなみに、スグつくTV+地デジチューナーのみの場合は、写真のようにminiB-CASスロットが地デジ用の青いカードx2となり、アンテナ端子もひとつです。

さてさて、このSVL2414AJですが、もちろんジャンク。
ジャンクの理由は、フロントガラス破損。
タッチパネル搭載モデルなので、フロントはデジタイザーだったわけですが、うちにSVL24148CJWがあるから、それと入れ換えちゃえばいいやなんて安易に考えて、16000円と安かったのもあってゲットしたものの。。。
後に大変な誤算に気付くのでした。。。

ちなみに、SVL24のSSDモデルとHDDモデルではマウンターがまったく別物になってました。
こちらは、SSDモデルのマウンター。
2.5インチ専用のマウンターで、HDDモデルにあるSATAと電源の延長ケーブルがなく、マザーボードのSATAコネクターにSSDを接続するようになってます。
初めて見た時は、何これ~って(笑)
SSDは、SAMSUNG製の512GBでした。

こちらがHDDモデルのマウンター。
店頭モデルには3.5インチHDDモデルしかないので、見慣れたマウンターですね。

では、割れてるデジタイザーを入れ換えるため分解します。
裏蓋を外すとこんな感じ。
あ、スピーカーも取っちゃってます。
上がSVL24148CJWで、下がSVL2414AJです。
ほとんど違いはありませんが、SVL2414AJのほうはGeForce搭載なので、冷却ファンが2つになります。

次に液晶を外します。
液晶は、左右で筐体とネジ止め、デジタイザーは上下でネジ止めしてあります。
デジタイザーの配線がフラットケーブル2本に、バックライト用に配線が繋がっているので、それらに注意して、更に液晶自体の配線もあるので、充分注意が必要です。
液晶のコネクタは、マザーボードを外せば、配線が見えるようになるので簡単ですが、マザーボード外すのもかなり大変なんですよね。

配線とネジを外しても液晶は簡単には外れません。
慎重に手前に引き出すように外します。

すると、写真撮り忘れましたがデジタイザーと一体になっている液晶が外れます。
本来、液晶不良ならこのまま新しいのと交換と行きたいところですが、ヤフオクなど見ていると、液晶のみでしか売っていません。
デジタイザーは付いてない。
という事は、ここから更にデジタイザーを外さなければなりません。。。

液晶とデジタイザーは両面テープで強力に接着されています。
そりゃそうですね、SONYの保守パーツでは一体になった状態でしょうから。

とりあえず、割れてるほうはバリバリやってもいいですが、SVL24148CJWのほうは、使うので割ったら大変。

割れてるほうのデジタイザーと液晶の分離完了。

割れてるデジタイザー。

液晶から剥がす時に割ったわけではなく、元々いい感じ?にバリバリでした(笑)

と、それぞれの液晶をばらしたところで、重大な事に気付いてしまいました。。。
なんと‼️液晶の厚み及び、デジタイザーのサイズが違う!!
2Dと3Dなので、液晶の種類は違うだろう事は分かっていましたが、まさか厚みが違うとは。。。
そして、もっとショックだったのは、デジタイザーの大きさも違う事。

全然気付いていませんでしたが、2台の筐体を並べてみると、
液晶の入る部分の厚みが違う。
上がSVL24148CJWですが、これの2倍くらい厚みがあります。

いやぁ参っちゃいましたが、もうバラバラにしちゃってるので、無理矢理3D液晶にSVL24148CJWのデジタイザーを液晶表示部に合わせてくっ付け、このままでは筐体に余白が出来てしまうので、
これを使って余白を見えないように細工する事にしました。

ちなみに、背面カバーに関してはSVL24シリーズであれば入れ換える事は可能です。
違いがあるのは、フロント部分だけです。

で、結果、
このように、遠目からだと細工してることが分からないかな?な感じに。

で、近づくと、
う~ん、もう少し綺麗に貼ればいいかも?

厳密には5mmくらいSVL24148CJWのデジタイザーは小さいです。

まさか、3Dモデルは画面枠も通常モデルと違うとはねぇ。。。

これでも動作は問題ないので、しばらくこのまま使って、もしデジタイザーが手に入ることがあったら取り換える事にしよう。

SVL24119FJBやSVL2411AJあたりはヤフオクでもちょこちょこ出品されているし、同じSVL24シリーズなので、使えそうな気もしますが、実はデジタイザーがちょっと違うんですよね。
SONYロゴが光ったり、右端に3Dコンテンツへのショートカットタッチセンサーがあったり。。。

以前、SVL24117FJWIのマザーボードをSVL24148CJWの筐体に移植した事があり、SVL24117FJWIのマザーボードには、SONYロゴ発光用のコネクタがありましたが、SVL24148CJWのマザーボードは、パターンだけになっていました。
基本的にSVL24(非3D)であれば、11x~14xまで筐体は共通で、SONYロゴ発光を気にしないのであれば、フロント含め、流用出来ます。

3D搭載モデルに関しては、SVL24129/12AJからデジタイザーが変わります。
単なるコストダウンなのか、デジタイザーから余計なタッチセンサーやロゴ発光が全面カット。

でも、筐体まで変更は無いでしょうからデジタイザーパネルを流用し、はめることは出来るんじゃないかと。
タッチセンサーやロゴ発光は使えなくなります、

とりあえず、挑戦はしてみたいです。

というわけで、SVL2414AJの無理矢理感満載の修理でした(笑)
良い子のみんなは、こんな無理矢理な修理はしないでね、デジタイザー割っちゃう可能性高いです。

修理完了のSVL2414AJですが、スペックがいいので、今でも充分使えます。
実は、テレビチューナーもSVL24148CJWからBS/CS付きを移植したので、結果的にフル装備になりました。

めでたしめでたし?

おしまい