今日のジャンクノートはこちら~
真っ赤に輝く綺麗なノート~
中央のロゴの通り富士通のLIFEBOOKのように見えますが。。。
 
実はこれ、LIFEBOOKではありません。
富士通法人向けのシンクライアント端末「FUJITSU Thin Client FUTRO」のモバイル端末FUTRO MU937というシンクライアント端末です。
ベースは、LIFEBOOK UH75/B3あたりですね。
 
企業向け特化の端末なので、法人向けPCとも違うかなり特殊な物なのですが、このような物がジャンクとして出てくるのも極めて珍しい事です。
 
というわけで、物珍しさもあって確保してしまいました(笑)
スペックは、
Celeron 3865U
メモリー4GB
ストレージ  内蔵フラッシュメモリ32GB
フルHD 13.3インチ液晶
Windows 10 IoT Enterprise 2016 LTSB(64ビット)
というものです。
シンクライアントなので、通常のWindows10ではないのも特殊です。
 
さて、この端末のジャンク理由ですが、電源は入りBIOSもOKですが、液晶が真ん中あたりが縦に真っ白に抜けてしまってました。
まぁ、液晶不良なので液晶交換で復活出来ます。
 
帰宅して、改めてBIOSをチェックすると。。。
ポート1HDDにサンディスクのSSDらしき型番表記があり、ポート2は、NVMeとあり、型番表記なし。
ん?NVMe専用スロットでもあるのか?
 
とりあえず分解~
はい、こちらがシンクライアント端末FUTRO MU937の中身です。
まぁ、普通にノートPCです。
シンクライアントだから特殊というわけでもないようですね。
CPUファンすぐ下にM.2の短いサイズのSSD発見。
LIFEBOOK UHでは、長いサイズのM.2ですね。
で、このSSDがサンディスクの32GBです。
富士通のスペック表では内蔵フラッシュメモリと記載だったので、まさかSSDだっとは思いませんでしたし、交換できるのはラッキー(笑)
 
ところが、
あっ‼️
無線LANカードがない‼️
でもアンテナは付いてた~
これは、別のPCから抜いてくればいいや。
 
さて、32GBじゃ役に立たないので、SSDを入れ替えます。
しかしながら、元の32GBが短いサイズのM.2で、ネジ止めもそのサイズに合わせてあり、
こんな状態になってしまいます。
仕方がないので、テープなどで固定しておきました。
 
次に、付いてなかった無線LANカード。
以前確保して、放置状態だったNECのNM350から外したこのカードを使うことに。
 
はい、装着完了。
右となりにメモリーが装着されていたので、見てみると、DDR4の4GBがささってました。
ん?たしかオンボード4GBだったはず?
BIOSで確認したら、トータル8GB~いいですねぇ
 
更に、上の写真無線LANの下にM.2ソケットがあります。
外した32GBのSSDがちょうど収まりましたが、この状態でBIOSをチェックしても、32GBのSSDは認識されませんでした。
BIOS上の起動デバイスはこのようになっていて、Drive1 HDD:は、入れ換えたSAMSUNGの128GBが認識しています。
Drive3 NVMe:がおそらく無線LANスロット下のM.2のようですが、BIOS表示通りNVMe専用なのか、SATAのM.2SSDを装着しても認識せず。。。
ショートサイズのNVMe M.2SSDなんてあるのかなぁ?
 
そう言えば、LIFEBOOK UHのカスタマイズではNVMe SSDを選択できますが512GBのみ。
もしかすると、NVMeカスタマイズは、このスロットを搭載しているのかもしれません。
 
※2021年6月
この内容は間違いでした。
たまたまUH75/C3ジャンクを入手し、確認したところ、通常のM.2スロットに装着するSSDのタイプによってBIOSが認識するドライブが変わるようで、
SATA→Drive1 HDD
PCIe→Drive3 NVMe
と変化するようです。
訂正させていただきます。
また、おそらく無線LANスロット下のM.2スロットはWWAN用と思われます。
 
というわけで、内部を色々見てきましたが、まぁ中身は、ショートサイズのM.2SSDを使っている以外はLIFEBOOK UHとほとんど変わりません。
 
あ、タイプCも無いですね。
 
シンクライアント端末と言っても、ほぼLIFEBOOK UHなので、普通に使えそうです。
 
ひとつ問題があるとしたら、Windowsのライセンスくらいかなと。
 
ためしにWindows10をクリーンインストールしたら、認証出来そうでしたが、ESPRIMOのリカバリーをかけた場合は、認証出来ませんでした。
Windows 10 IoT Enterprise 2016 LTSBですからねぇ。
 
ちなみに、サンディスクの32GBの中身は、M.2の外付けケースが無いため確認できずなので、ケース注文しときました。
あ、交換用の液晶も注文。
 
とりあえず、
現状はこんな感じ。
見事に液晶画面が縦に白抜け~
 
ちなみに、この写真左手で本体左端を持ち、右手でスマホで撮影してます。
 
めちゃくちゃ軽いんですよ~このPC
 
さて、次回は液晶が到着したら更新する予定です。
 
以上、珍しい富士通のシンクライアント端末FUTRO MU937でした~
 
おしまい