今日の秋葉原~
前回登場のNEC Hybrid fristaのニコイチパーツ探しに行ったのですが、なかなか手頃なものが無かったので、パーツ探しは断念。
何か面白いものは無いかなぁとうろうろ(笑)

そこで、こんなものを確保してしまいました(笑)

見ての通りThink Padです。

しかも、普通のThink Padではありません。

この通り~
所謂、デタッチャブル2in1PCのThink PadのThink Pad Helixです。

しかも、ここ最近秋葉原で出回っている初代のHelixではなく、2015年モデルのHelix 2ndのほうなのです。
これ、ジャンク品ではなく中古です。
Core M 5Y10c
4GBメモリー
128GB SSD
ちゃんとリカバリー領域もあり、ワコムのデジタイザーペンと有線LANアダプター付き。

お値段は、タイムセールで29800円税別でした。
現在出回っている初代Helixの中古が39800円~なので、安いのですが、値切って税込み30000円にしてもらっちゃいました(笑)

そういえば、Helix 2ndって、まだ秋葉原の中古市場では見かけてないかもです。

ちなみに、初代HelixとHelix 2ndは、キーボードドックで区別が出来ます。

一番の違いは、ここですね。
一時期、全てタッチパッド化してしまったTrackPointですが、この世代のThink Padから、ハードキーが復活します。
世代的にクラシックThink Padに慣れ親しんで来た身としては、こちらのTrackPointのほうがしっくり来るんです。

あと、実はタブレット本体も随分違います。
初代はフロントにスピーカーごありますが、2ndは背面です。
そのため、キーボードドック接続時は、ドックコネクタを経由して、キーボードドック搭載のスピーカーから音が出ます。
また、背面のカメラ位置も違いますし、2ndのカメラには、Think Pad8と同じ赤いリングが施されています。

さて、Think Padといえば、保守マニュアルに分解方法を掲載されているため、改造しやすいことで有名ですが、Helix 2ndも同様でした。
ただ、Webに載ってるのは、Helix 2ndのOEMであるNECの法人モデルVersaProタイプVSの分解記事ばかり。
Helixは人気無いんですかね~。
個人的には、Yogaタイプよりデタッチャブルのほうが好きなんだけどなぁ。
実は、別のお店ではYogaタイプのThink Pad Yoga12も売ってました。
ただ、Yoga12は重たいんですよね。
トータルではHelixのほうが重いですが、デタッチャブルなので、切り離してタブレットだけ持ち出せる点がポイント。

話がそれてしまいましたが、保守マニュアルがあるThink Padなら分解してみたい‼️(笑)
ではいきましょ~♪

いきなり、ぱっか~ん(笑)
タブレットなので、難しいかなと思ってましたが、意外と簡単に二枚におろせました。
さすが、保守マニュアルです。

なかなか分かりやすい配置ですね。
Think Padというと、IBM時代は神奈川県の大和研究所でほぼ開発されてましたが、レノボになってからシリーズが多彩になって、どれが大和研究所開発なのかわかりません。
Xシリーズは確実に大和研究所でしょうね。
Helixはどうなんだろ?

では、簡単に見ていきます。
こちらは、上はSimスロットで下がmicroSDスロットです。
このHelixは、Sim非対応モデルなので、カバーは、
このように、microSDのみになってますが、スロットはマザーボードに装備されていました。
更に、過ごし方上には、配線用のコネクタとPCIeの空きスロットもあるので、やろうと思えば改造できなくはないのかな?

次に、
写真上のほうに銀箔の貼られた横長の基盤がありますが、これがM.2のSSDです。
このモデルでは、SATA接続の128GBSAMSUNG製SSDが付いてました。
保守マニュアルによると、NVMeのSSDもいけるみたです。
NVMeのSSDに変えたら、VAIOみたいに爆速になるんですかねぇ。

赤い囲いがCPUで、そのすぐ下にメモリーがあります。
このモデルでは4GBで、オンボードなので交換/増設は出来ません。
Helixで交換できるのはSSDくらいです。
Wi-Fiも、写真右上にありますが、PCIeとかではなく、専用設計なのか、随分小さな基盤になってます。

さて、Helixは、初代は低電圧版Core iを搭載しファンも装備してましたが、Helix 2ndでは、Core Mになったためファンレスになりました。
どうやって冷却してるのかというと、黄緑で囲った部分にCPUからの熱を誘導し、それをボディ背面に逃がしているようです。
こんなんで大丈夫なのかと思ってしまいますが、大丈夫なんだと思います(笑)

では、最後にHelix 2ndの外観を。

背面。
キーボードドックに装着してます。
Helix初代と違って、ファンレスなので、キーボードドックにファンは無くかなりスッキリしてます。
初代のキーボードドックは、かなり凝った機構で小さなファンをヒンジ部分に入れて、この部分がせり上がってましたが、個人的にそれがどうもカッコ悪く見えていたので、Helix?ふ~ん(笑)みたいに思ってました(笑)

リアカメラは左上、起動中は、お馴染みのThinkPadのiの点が赤く光る演出?があります。

キーボードドックには、電源コネクタ、フルサイズUSB3.0、miniDisplayPortがあります。

右側面です。
意外と厚く無いなぁという印象。
左から、イヤフォンジャック、カバー付きmicroSDスロット、カバー付きフルサイズUSB3.0、miniHDMIがあります。
Helix初代では、USBポートがタブレット本体の底面にあり、キーボードドック接続時には使えなくなっていましたが、Helix 2ndでは、右サイドに移ったので、キーボードドック接続時でも2つのUSB3.0ポートが使えます。

左側面です。
あるのは、電源コネクタのみ。

そうそう、Helixの電源コネクタ形状なんですが、特殊です。

左がHelixの電源コネクタで、右がNEC LAVIE Hybrid fristaの電源コネクタです。
右のほうが、いわゆるレノボコネクタなんですが、Helixのは、更に小さくなってます。

まぁ、どちらにしても独自コネクタなので好きにはなれないですが。。。

タブレット単体です。
下の左右の穴はスピーカーです。
このスピーカー、キーボードドックに接続すると

この通り隠れてしまいます。

が、
実は、キーボードドック底面前方にも、このようにスピーカーが搭載されており、ドッキング時はここから音が出るようになります。

最後に、
Think Pad Helix 2nd、VAIO Tap11、VAIO Z CANVASの比較です。
タブレットの厚さは、Tap11本体とほぼ一緒です。
液晶のサイズと解像度も同じです。

キーボードドック接続時は、この通りほぼVAIO Z CANVASと同じ大きさです。

おしまい