ふざけるな! | 好文舎日乗

好文舎日乗

本と学び、そして人をこよなく愛する好文舎主人が「心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつ」けた徒然日録。

9月11日(日)のこと。入試本番を一週間後に控えたAさんの小論文指導を休日出勤して行った。

なかなか書けずに悲観的なり、落ち込んだAさんを、「気分転換にもなるから場所を変えて指導しよう」

と昼食に誘い、彼女に付き添って勉強に来ていたBさんと3人で学校から徒歩2分の場所にあるパスタ

の店に入った。

注文を終え、指導の続きを始めようとしたら、体育科の女性教師Cが数名で来店。

その中には学歴詐称で出禁になっているDもいた。

Cは我々が店にいることに驚いたようであったが、別に咎めることもなかった。


ところがである。

翌日、校長代行、副校長、教務部長、高等部主任、高3担任、生徒指導部長(前出のC)

が居並ぶ会議室に呼ばれ、事情聴取を受けた。


本来校長代行と副校長の2名で行うべきものではないのか。

結果は「注意」であったが、僕が女子生徒たちとパスタの店に入ったこと、

休日に届けもなく出勤し、女子生徒と勉強したことが問題であるということであった。


前者が問題であるのなら、Cはその場で注意すべきであったはず。

また、休日の指導届けは校長代行に事前に口頭で伝え、許可を取ってあった。
Cが言うには、それだけではダメで、教務・担任・高等部主任の許可がいるのだとか。


休日の受験指導にそんな大げさな手続きは過去の勤務校では聞いたことがない。


そこで前任校を始め、何人かの先生に電話で確認したところ、せいぜい届けは担任レベルでよく、

それも生徒の方から話をし、それを聞いた担任の方から指導者に挨拶に来るのが礼儀である。

あんたは何もしなくていいんだと言われた。

僕が許せないのは受験間近のAさんにも事情聴取を行ったことだ。
彼女は心が折れたようで、回復しないまま昨日受験に臨んだ。


なぜ、僕が休日に彼女を指導したかというと、

彼女の担任が思いつきでAO入試の受験を勧めため、

本番までにあまり日が残されていなかったからである。

担任は以前にも書いたが一切の受験指導はしない。

こんなことが許されてよいのだろうか?