〝相変わらず優しい子だね〟 | 好文舎日乗

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本と学び、そして人をこよなく愛する好文舎主人が「心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつ」けた徒然日録。

12月に挙式するS君から電話。二次会で新婦のN子さんへの感謝の手紙を読むのだという。その相談である。「いいですか?」といつになく控え目なS君。当日出席しない僕に頼むので気が引けるのであろうか。

「いいよ。好きなように書いてメールで送って。添削してあげるから。わからないところはまた訊くし……」

「ありがとうございます。いっぱい書いてもいいですか?」

「いいよ。ホントに書けるのかな?」

「はい。書けます!」

(野球以外のことでS君の言うことはあまり当てにならない。期待せずに待っていよう)

S君から数分後に送られてきたメールには次のようにあった。

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 何よりも感謝の気持ちを書きたいです。遅番の時にご飯を作りに来てくれて、洗い物から洗濯、掃除をしてから自宅に帰るといった生活がよくありました。すごく嬉しかったのですが、Nちゃんの体のことがとても心配でした。絶対幸せにしようと思いました。

 今までちょくちょくケンカもしたけど、僕の目標は仲の良い恋人のような夫婦で、じいちゃんとばあちゃんになっても手繋いでいられるようなオシドリ夫婦になることです。みたいなことをよろしくお願いします(^0^)」

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短っ!(笑)でも、S君らしい文章だ。相変わらず優しい子だね(それが野球人として命取りにならないか僕は心配だよ)。どう直していいものか……。しばらく悩んでみよう。