〝永久に解けない問題〟 | 好文舎日乗

好文舎日乗

本と学び、そして人をこよなく愛する好文舎主人が「心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつ」けた徒然日録。

昨日のAさんの件、事情を知ったA君(紛らわしい!)が憤慨し、彼のクラブ顧問であるC先生に相談した。C先生から電話があった。

「先生、Benesse2009年度受験レポートでよろしいですか? Aから聞きましたが、進路がプリントアウトを断ったってどういうことですか?」

「『それは教員用の資料だから生徒には見せられない』と言ったそうです」

「えーっ! 誰ですか、そんなバカなこと言うのは?」

「Bさんです。困った人です。他の進路の先生は、みんな普通にプリントアウトしてやってるんですよ。それをあの人だけが……。職務怠慢も甚だしい!」

「Aにも言ったんですが、そんな奴は放っておけばいいんですよ、先生。いつも生徒たちのために有難うございます。僕に出来ることは協力させていただきますので、これからもどうぞよろしくお願いします」

「有難うございます。こちらこそよろしくお願いします」

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C先生は我が校随一の熱血教師である[僕のことを「あんな熱い、パワーのある先生はいない」と評したと聞いたが、いやいやあなたの〝暑苦しさ〟(笑)にはさすがの僕も脱帽です]。そのC先生でさえ「バカな奴は放っておけばいい」と言うしかないのである。確かにそうかもしれない。しかし、それでは生徒の被害は跡を絶たない。これは一教師では「永久に解けない問題」なのであろう。「権力が欲しい」と思う時がある。