移植後〜のお話。
BT0
移植当日は特に症状らしいものは感じず、仕事は休みを取っていたので宝くじを買ったらさっさと帰宅してゆるりと過ごす。
BT1
移植翌日の朝方、4時頃のこと。
下腹部痛のような違和感を覚えて目が覚めました。
なんとなく子宮が引っ張られているような...
寝ぼけた頭で思ったのは
おたま（卵ちゃん）が子宮にタープかテントを張っているようなイメージ。
ベッドの準備をしているのかなぁとぼんやり思って、二度寝。
不妊治療をしていてあんなにリアルなイメージ体験をしたのは初めてでした。
まだ夢の中だったのかもしれませんが
BT3
少し基礎体温が上がり、膣座薬が入りづらくなった。
心なしか奥もぷっくりしている気がする。
その後も軽い腹痛はあったものの目立つ症状はありませんでしたが
ここ（お腹）に居ると思うと
どんなささいなことでも結びつけて考えてしまう。
病院での判定日は約1週間後。
今回ももちろんそれまで待てず、フライングします。
BT5
夕方頃から今まで感じたことのないようなお腹の張りを感じて、絶対に居るなと思い
夜、ドゥーテストでフライングを決行。
結果は陽性でした。
まだ薄いけど線がある。
判定線は最初滲みながら、わりとすぐに反応しました。
ずっと真っ白な検査薬しか見てこなかったので、検査薬って本当に２本線が出るんだって感動。
嬉しくてびっくりして、夫と抱き合って泣いた。
わたしは絶対に妊娠報告サプライズとかできないタイプ
まだ着床した段階だということはわかってる。
わかってるけど、嬉しくて嬉しくて仕方ない。
おたま、来てくれてありがとう。
このまま頑張ってくっついてね。
BT8
判定日
通っているクリニックでは血液検査で妊娠判定を行います。
気になるHCGは119.8！
クールな担当医からは
「・・・うん。妊娠してるね。1回ですごいじゃん！」
って
BT16 5w0d
結婚2周年記念日
朝から妊娠検査薬の線はくっきり出るようになって、素晴らしい逆転現象を観測。
おめでたいことが重なって嬉しい。
この頃はもう毎日下腹部の張りと違和感あり。
BT17 5w1d
胎嚢確認
8.5ミリと小さめサイズだったけれど、無事に子宮の中にくっついてくれていました。
一生忘れない、最高のクリスマスプレゼント
ちなみに宝くじは3000円当たりました
BT26 6w3d
初めての吐き気。
わたしは22週の現在まで一度も吐いたことがありませんが、吐き気を感じることはあったんです。
食事の前後の気持ち悪さと車に酔いやすいのが気になってはいましたが、初めての吐き気にはちょっとびっくりした。
BT28 6w5d
心拍確認
胎嚢、卵黄嚢、胎芽、心拍とすべて確認することができ、思わず涙ぐむ。
7w1d
風邪を引いたようで体調不良。
風邪なのかつわりなのかわからないけど色々としんどくて
咳が残りやすいわたしはここから1ヶ月以上咳に苦しむことになります
9w3d
不妊治療クリニック卒業
通ったのはトータルで10ヶ月でした。
多くの妊活戦士達の中では短い方なのかもしれません。
だけど私達にとってはまるで10年通ったような気分。
昨年は妊活しかしていないんじゃないかというほど、プライベートの記憶がない。
生理期間を除いて常に妊娠しているかもしれないという頭でいたから先の予定も立てられず、
飲む物食べる物に気を遣い、友人ともあまり遊べなかった。
こんなに我慢しているのに、なかなか結果がついてこない状態に嫌気がさしたこともあった。
でもある時、何かで見たんです。
まだ幼い子どもに
どうしてママとパパのところに来てくれたの？って聞いたら
あははって楽しそうににこにこしてたからだよって言われたって。
あぁ、だから来てくれなかったのかな。
悩んで苦しんでどうしてどうしてって泣いてるから、来てくれないのかもって
目から鱗が落ちるようってこういう時に使うんだな。
それからなるべく暗い顔をしないように気を付けました。
移植した日は特に、何がそんなに面白かったのか忘れてしまったけど２人で爆笑していたような気がします
長くてあっという間で、辛い思いもたくさんしたけれど
おかげで大好きな人の赤ちゃんを授かることが出来た。
まだこの先色々な壁があって、どうなるかわからない。
それでも今お腹におたまが居ることは、たくさんの奇跡が重なって決して当たり前じゃないことだとわかるから
やっぱり私達には不妊治療が必要だったのかもしれません。
また何か思い出したら書くかもしれませんが
不妊治療中のお話はとりあえずここまで。
備忘録のつもりで書き始めたけど
やっぱりこうしてまとめられて良かったな。
ここまでお付き合いいただいた方、ありがとうございます