突然子どもが欲しい気持ちでどうしようもなくなったわたしは、すぐに有名な不妊治療クリニックを予約しました。

幸い夫も治療に抵抗はなく、子どもは欲しいと思っていてくれたので一緒に検査へ。

最短ルートで妊娠する為に、何か問題がないかクリアにする必要があった。
そしてわたしは既に30代に突入していたのでとんでもなく焦っていたと思う。


だけど
どちらかに問題があり、子どもが出来ない体質ならそれは仕方ないと思っていました。
白か黒かはっきりしてくれれば、そういう生き方を受け入れることができる。


子どもは欲しいけれどそれ以前に夫のことが大切だったから、夫婦2人の人生ならばそれはそれで楽しもうねって話をしました。
どちらに何があっても絶対に責めないし、それを負担に感じることもさせない。

ただ現状の体質を知ろうと言う気持ちでクリニックへ行きました。



検査結果は、どちらも特に異常なし。
夫にいたっては優秀な数値だねと褒めていただいたほどです。

卵管造影検査後のゴールデンタイムに期待して、しばらくタイミング法で毎月通うことに。


卵管造影
わたしはさほど痛くありませんでした。
よく聞くように生理痛に近い感じ。
それよりも妊娠に一歩近付けたような気がして、嬉しかった記憶があります。


今思えば、この初期のタイミング法を試していた周期が一番辛かったかもしれない。
できる事なら誰だって自然に授かりたいじゃないですか。
なかなかうまくいかず3〜4周期目にもなると、真っ白な妊娠検査薬を見てぽろぽろ涙が溢れます。
それを見た夫もつられて悲しくなるし、抱き合って泣いたこともあった。

この時の感情はどう言葉に表したらいいかわからない。
第一志望の学校に落ちてしまうような、ダメ人間の烙印を押されてしまったような


もちろん誰かが同じ状況ならそんなわけはないと否定できるのに、自分のこととなるとそうもいかなくて。
どちらも異常はないはずなのにどうして?って気持ちが膨らんでしまう。


妊活に良いとされる情報は調べればいくらでも出て来てしまうので、できる範囲で色々なことを試しました。

真夏でも身体を冷やさないように腹巻とレッグウォーマーを絶やさず、大好きなアイスを控えたり

食品の添加物を気にして裏の成分表示をじっくり読むようになったり

睡眠時間を確保する為に11時には寝るようにしたり(共働きとしてはこれが1番大変だった)

何に良いのかわからないけどサプリを飲んだり、子授けで有名な場所へ行ったり、お守りを買ったり


排卵後〜検査薬で結果を確認するまでは、毎晩お守りを握りしめて眠っていました。
寝てる間に落としちゃうので、腕にヘアゴムをつけてお守りの紐を挟み込んだりして泣き笑い必死
都合の良い時だけ神頼みが好きなんだ。



七夕にはこんな短冊を書いたりしていました。
笹じゃないけど凝視




この頃夫は多分、陽性判定が出ないことよりも落ち込むわたしのことを心配してくれていたんだろうな。
この短冊は引越しのタイミングで下げたけど、ちょっと捨てられません。


たった数回のタイミング法でメンタルが崩れそうになってしまったので、さっさと人工授精に切り替えることになりました。




次はステップアップ後のお話。