ブレンドのひみつ(追補) | 3倍早くなるためのDTP講座

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DTPの作業を早くするためのテクニックを綴っていこうと思っています。

前回の記事の中でいちばんキモの部分(眉のなくなるおねいさんのとこね)をうまく説明できなかったので追補します。(あとから自分で読んでも混乱しました)


さて、ブレンド対象のカウントは1グループか1オブジェクト。
自動ブレンドした場合、グループかオブジェクトがある毎にブレンドされていきます。


例として二つの顔を用意しました。それぞれ6コと10コのオブジェクトで形成されています。

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グループをかけずにブレンドすると、16コのオブジェクトが全てブレンドされます。

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それぞれをグループ化してブレンド。
グループはグループ同士、グループ内の下階層のオブジェクトからブレンドされ、数の合わないものは上の階層が消滅していきます。
ここでは白目の階層がずれて絵柄が破綻し、上の階層4コのオブジェクトが消滅します。

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グループ内グループは、まず大外のグループ同士がブレンドされます。
そしてグループ内は下階層グループからブレンドされます。数の合わないグループは上の階層から消滅します。グループ内も同様で、数が合わなければ上階層から消滅します(以下無限ループ)。
これによりグループ化のしかたによってブレンドさせるもの、消滅させるものを制御できます。

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オブジェクトの上下制御は、レイヤーパネルを展開して上下を入れ替えられるので、比較的簡単にできます。


というわけで、グループ化はコンテナであり、グループに内包することでブレンドと消滅させるオブジェクトを制御できるというわけです。ぱっと見ややこしいいけど、わかってしまえばコロンブスの卵ばりに単純です(といいつつ混乱気味)。


以上です。
(ちゃんとまとまってから記事をかけって^^)