Illustrator強化作戦 〜カスタマイズ〜 | 3倍早くなるためのDTP講座

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DTPの作業を早くするためのテクニックを綴っていこうと思っています。

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またもやナンバリング意味なしなので撤去。^^

テーマの「Illustrator強化作戦」ですが、元はIllustratorの足りない機能を補って強化しようという主旨でした。

しかし、Illustratorを貧弱ゥ~と言う前に、ド・ノーマルのまま使っていてポテンシャルを生かし切れていないケースもあるかもしれません。全部Illustratorのせいにするなよ、と。

そこで、まずはIllustratorをカスタマイズしてポテンシャルを出し切りましょう。

さて、ショートカットから行きましょう。Illustratorは独自進化のショートカットをたくさん持っています。これは26年の歴史で引き継がれているものが多いからでしょう。

例えば検索置換は一般的なソフトでだいたいコマンド+Fに統一されているのに対し、Illustratorはに割り当てが無くコマンド+Fは前面にペーストに割り当てられています。

昔から使っている人にとっては馴染みのあるショートカットも、他のソフトと併用する時は混乱しがちです。併用ソフトと統一できるものはした方がよいですよ、と思っていたら、DTP Transitさんにすでに記事がありました。

便乗便乗^^。あくまで参考例ですが。
Illustrator:キーボードショートカットのカスタマイズの一例

とはいうものの、私は前面ペーストはコマンド+Fのままですし、Illustratorに合わせてInDesignの方を変えたりしているのでなんとも…。まあ、よく使う割にはショートカットの割り当てが無かったり、押しにくいコマンドもありますので、頻度の高いものから充当していけばよいかと。

最近のバージョンは、項目がとても多く、メニュー>入れ子やパネルの小さい▲から選んだり、いつのまにか項目が入れ替わっていたりするので、ショートカット化は効率アップにつなげられます。

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↑バージョン8のときはこんなに無かった。カーソル滑って選択ミスが多いのは私だけ?


次は環境設定。
このへんは既にカスタマイズする人は多いでしょうが、いじらずに使っている方もけっこう見受けられます(いじっちゃダメって所もあるかもですが)。

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↑よくよく見ていくと項目かなりありますね

私はスマートガイドのハイライト表示などは、チラチラして邪魔なので外していますし、ダブルクリックで編集モードなどもうっかり入ることが多いので外しています(コンテキストメニューから行く)。

仕事内容や好みによって必要なものは違うので、絶対コレというものはありませんが、自分なりの設定を作っておくと仕事が捗ります。

次に、ドキュメントプロファイル。

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↑プロファイルは自作できますし、今は開くときにプルダウンで選べます

これ、過去記事がありました。もう4年も前か…。

スウォッチ(カラー、パターン、グラデ)、グラフィックスタイル、ブラシ、シンボルなど、よくライブラリから追加して使う方はドキュメントプロファイルに登録してしまいましょう。

使いたいときにすぐに使えるようになります。また、不要な項目(絶対使わないブラシとか、グラデとか)は削除できるので、選択ミスも防げます。

以外と忘れがちなのが文字/段落スタイル。定期物などでよく使う文字セットがあれば、仕事ごとにプリセットを作っておくのも良いでしょう。

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↑スタイル入れておけば、読み込む手間が省けます。定期物とかラクちん



とにかく、Illustratorは作成ツールであり、ペンや定規、カッターなどと同等です。手に馴染むようにカスタマイズすることで、Illustratorの強化に繫がるのです。
(と、勝手に締めくくってまだつづく)