作るのは難しいけど、使い方は簡単。スクリプトフォルダに入れればメニューに表示されるので、選んで実行するだけです。
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↑バージョンによって異なります
ただし、Illustrator起動時に読み込むので起動中に追加しても認識しません(InDesignは認識するのにね)。
その場合はIllustratorを再起動しましょう。
また、Illustratorにはスクリプトパネルがありません(InDesignにはあるのにね)。
スクリプトパネルを使いたい方は、ものかのさん作の「ScriptPalette AI」を使いましょう(Macのみ)。
またIllustratorはスクリプトにショートカットキーを割り当てられません(InDesignはできるのにね)。
Quickeysなどのキー変換ソフトを使えばショートカット化も可能です。
ショートカットキーを当ててしまえば、まるで通常の機能のように使えます。
これは一度体験するとやみつきです。
どうしても標準でやってみたい方は、一度きり(Illustratorを終了するまで)の使い捨てならアクションへの割り当てが可能です。
なんで一度きりなのかわかりませんので、気になる方はAdobeさんに聞いてみましょう。
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↑ここで設定できます(1回だけだよ)。ファンクションキーに割り当ててみましょう
~テキスト関連のスクリプト~
さて、Illustratorのテキストまわりの貧弱さはもう書くのがイヤになるほど。
ちょっとしたテキストの修正や変換をするのにも無駄な労力を使います。
そこで、配布されているスクリプトを使って、Illustratorを強化しましょう。
※ここでご紹介するのは、独断でピックアップしたごくごく一部です。
まずはkamisetoさんのスクリプトを(無断で)お借りします。
元記事はこちら↓
イラストレーターのテキストフレームを行ごとに分割したり統合したり
たとえば、テキストを改行ごとにバラしたり、はたまた繋げたり。
標準でやろうとして、コピペすると並びが逆になったりして使えません。

PDFやら古いAiデータを開いたりすると文字が小間切れになっていたりしますよね。
それらをササッと結合やバラしてくれます。

横ならびのものは距離を保つという細かさ(トラッキングで制御)!
そして、ちゃんと属性も維持します。

また、正規表現によるスタイル置換のスクリプトも配布されています。
元記事はこちら↓
正規表現を使ってテキストをいじる3.0
正規表現で選択した文字の、属性を変更できます。
さらに、文字/段落スタイルを適用するることも出来ます。

↑「定価」を入力し、文字スタイルを選び、実行

↑「¥マーク+数字かカンマが続く限り」というメタ文字を入力し、文字スタイルを選択、実行

↑あっという間にテキスト整形完了
次に、たけうちとおるさんより(無断で)お借りします。
元記事はこちら↓
30)TEXTをTabと行で分割
最近、Excelからの流し込み案件があり、RegXでゴニョゴニョやっていましたが、これを使えば一発だった~(泣)。
タブを整えておけば、バラしてから縦に選んでスタイル当てられるので、定型フォーマットの下準備などにも便利です。

↑Excelからペーストしたものを

↑タブと改行でバラバラに。縦に選択してスタイル適用しました。CS5.1ではちょっとバグる(元テキストが残る)
InDesignのデータ結合のようなこともできてしまうようです。レベル高っ。
元記事はこちら↓
10)EXCELの行をIllustrator小組に流し込む
詳細はリンク先をどうぞ。条件があえば使ってみたいです。
次に、DTPを快適に!のPno.6さんから(無断で)お借りしました。
1つの段落(改行まで)をフレーム内に1行で収めてくれるスクリプト。
元記事はこちら↓
各行テキストおさめ by illustrator javascript

↑これ、結構需要あるのでは?
マウスでパネル上の小さい▼をカチカチしたり、下方向キーカツカツ押しまくっている人が泣いて喜びますね。
そして、PICTRIXさんのも(無断で)ご紹介します。
こちらは業務用という位置づけで有料と言うこともあり、反則級のスクリプトです。
Illustratorでルビを振りを支援するスクリプト。
仲村友彦(兄)(母)。^^

↑使うほど、勝手に賢くなる
あとは前回チラリと触れた正規表現も使える検索置換スクリプト、RegX。
私はもうこれがないと、テキストを扱えなくなりました。

↑漢字のみ選択。難しそうですけど、パーツのプルダウンから選ぶだけ

↑全てを置換ボタンを押すだけで、設定した属性やスタイルへの置換が可能
と、まあこのように、スクリプトを使えばテキストだけでもこんなにすごいことになるんです。
パス操作やら何やらもすごいんですが、書き溜めはここまでなのでいつご紹介できるやら…。
ここでご紹介した方々、他にも多くのスクリプトを配布されている方々に心より感謝しております。ありがとうございました。
※スクリプトを使用してトラブルが発生しても、作者さんに責任はありません。
あくまでも自己責任が基本です。使用の際は注意しましょう。