パスに沿って整列のスクリプト | 3倍早くなるためのDTP講座

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DTPの作業を早くするためのテクニックを綴っていこうと思っています。

突然ですが、IllustratorでAのパスに沿うようにオブジェクトを配置したいことってありませんか?

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↑基準のパスに沿って配置したくな~い?


Illustratorには「パスに沿って整列」って機能、ありそでないんです。パスに沿ってブレンドならありますけどね。^^
なので、整列機能を使って複数のオブジェクトをパスに揃える場合、何度も整列パネルをクリックすることになります。
手動でも、アンカーに吸着させればできないことはないですが、数が多ければ手間がかかります。

うっきー! となってしまう前に簡単にパスに沿って整列させるスクリプト「Be-Touch(シェアウェア)」をご紹介いたします。^^

これを使えば最初の例のようなものは、あっという間にできちゃいます。

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↑ららら、あっというま、あっというま


基準となるパスは塗りと線をなしにするか、属性のメモに「guide」と入力したもの。
基準パスとオブジェクトとを選択し、スクリプトをかけるだけでオブジェクト群がビシッとそろいます。

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↑これでもう基準パス


地味ーな実務例として、新規作成した棒グラフの上5mmの所に数値を入れたいとします。

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↑上にある数値を等間隔で配置したいなー


いっぱいあってやな感じですが、Be_Touchを使えば簡単かんたん。
ただし認識する基準パスは1本なので、棒グラフをコピーして合体したものを基準としています。

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↑赤レイヤーパスがダミーの基準パス


単純にパスに沿うだけでなく、オブジェクトの基準点を変更したり、パスからの距離を設定できたりとけっこう多機能。フリーハンドの曲線に沿う場合は基準点がとっても重要なことを知りました。

設定はリアルタイムでプレビューされるので、(英語や単位がわからなくても)直感的に作業できます。いつものことですがPICTRIXさんのスクリプトのこういうところが好き。^^

また、設定は保存や読み込みができるので、くりかえしや定型の編集は簡単にできます。

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↑設定の保存、読み込みなどができます


性質上、クルッと回っているようなパスは上手く動作しないこともあるので分断しておきましょう。

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↑パスの形状によってはうまくいかないことも

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↑その場合はシンプルに


これ、デザイナーさんには重宝するとニラんでいますが、いかがでしょ?