赤字Quest(答):角丸の統一 | 3倍早くなるためのDTP講座

3倍早くなるためのDTP講座

DTPの作業を早くするためのテクニックを綴っていこうと思っています。

あ、言い忘れてましたが、今回はIllustratorです。

「まとめて1発で変更」と言われて思いつくのが「効果→形状に変換→角丸長方形(グループは解除してから)」でしょう。
「値を追加」を0、「角丸の半径」を5mmにすれば、オブジェクトが何個あろうとたった1回の操作で複数オブジェクトの角丸を統一することができます。

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アートワークとプレビューの差分が気持ち悪い人は、アピアランスの分割しておきましょう(中心点は消えちゃいますが)。

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今回のエントリー、機能うんぬんよりも考え方を重視してください。

この作業、まとも対処すると「角戻す+角丸かける=2工程」必要です。

今回の例では、「4オブジェクト×2=8工程(そんな単純な計算ではありませんが…)」となります。
仮にオブジェクトが20個あると、40工程かかることになります。

アクションにで2工程を1工程にしたとしても、オブジェクト単位で編集している限り数に比例して工程が増えていきます。

これが、今回の方法では「4オブジェクト×角丸長方形効果=1工程」になります。
オブジェクトが20個あっても100個あっても1工程です。

20ファイルあっても、連続して操作するならばオブジェクトを選び、直前の効果(コマンド+オプション+E)で1ファイルが済んでしまいます。

このようにまとめて作業をできる手法を見つけておくと、作業が素早く正確にできるうえ、工程も少ないので作業モレも起こしにくくなります。
また、スキルの低い人でも作業がしやすくなります。

修正が少なければ手作業でやれば良いし、大量に出てきたら機能を使うようにする。このように、臨機応変に対応できる状況こそが、いかなる状況でも早くなる秘訣ではないのでしょうか。