illustratorでルビ その3 | 3倍早くなるためのDTP講座

3倍早くなるためのDTP講座

DTPの作業を早くするためのテクニックを綴っていこうと思っています。

仲村先生がサポートしきれないルビに焦点を当ててみましょう。

ルビ打ちで面倒なのは回転やパステキストで波打ってたりするヤツ。

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例えば回転。

キャッチやバクダンなんかに使われることが多いですが、バラで置くとルビ文字の回転を親文字同様にしたり、親文字との距離を等幅にするのはとても困難です。

時間と手間はかかるけどやったところで評価ゼロ。こういうものは適当になりがちですが、正確に効率よく片付けましょう。

●回転している文字
テキストオブジェクトをの位置をずらして複製し、ルビを打ちます。行送りは同じで。
ルビ間にタブを入れ、タブパネルからセンター揃えを選び任意の位置へ設定します。
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回転しているのでタブの位置取りが直感的にいきませんが、慣れればなんとかなる!
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タブ設定は行(段落)ごとにします。


●パステキスト
同じようにテキストを複製します。
ルビ用のレイヤーを新規で作り、同位置に複製します。
やっぱりタブで調節。更に分かりづらいというか、タブパネルの位置ガイドは何の参考にもなりませんが、手動で回転よりはマシ!ベースラインで位置を調整して仕上げます。
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ベースラインを調節すると文字間が空いたり詰まったりすることがありますが、トラッキングだと位置がセンターに合わないのでちょっとめんどうです。どうしても気になる場合はカーニングでちくちく詰めましょう。正円なら拡大もアリかも?
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胸張っていい方法とは言えませんが、こんなふうに作っておくと拡大縮小やルビの級数が変わってもわりとラクに対処できるのです。