赤字Quest 9 | 3倍早くなるためのDTP講座

3倍早くなるためのDTP講座

DTPの作業を早くするためのテクニックを綴っていこうと思っています。

今回の解答は、画像を見ればすぐに思いつくかもしれませんね。

ワタクシ、字取りは文字後のアキ量やトラッキングで送ることが多いので、「テキスト変数(ランニングヘッド)=指定のスタイルと同じ文字」が前提と考えてしまい、ちょっと悩んでしまいました。

しかし、変数側を基準として考えれば答えは簡単です。

4文字の7字取りであれば間は全角スペースです。しかし、5字取りであれば1/3スペースになるので、見出し側に全角を入れ、水平比率を「100/3」%とすれば見出しは5字取り、ハシラは7字取りになります。

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2文字の場合は全角スペースを5コ入れ、うち4つを水平50%にすれば見出しは5字取り柱は7字取りになります。他も同じ要領です。

(追記)
5文字のときは見出し側はベタですが、柱は7字取りになります。
この場合は柱を基準に考えると文字間に1/4スペースがあればよいので、見出し側に1/4スペースを挿入します。そのスペースをトラッキングで-1000/4してやれば見出しは擬似的にベタとなり柱は7字取りとなります。
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問題の6文字ですが、見出しの文字間に1/5スペースを挿入できればハシラは7字取りにできます。しかしInDesignには1/5スペースは無いようなので、近い1/6スペース(1000/6em)か句読点等の間隔(目視ですが全角7文字に32文字入ったので218.75em)を挿入し、字送りをマイナスして「擬似ベタ組み」とし、ハシラは微妙に7字取りになっていないのですが、しらばっくれてごまかし切ります(←ダメオペレータ。ムリなら速やかにあきらめましょう)。