透明効果を含むAI形式ファイルの配置 | 3倍早くなるためのDTP講座

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DTPの作業を早くするためのテクニックを綴っていこうと思っています。

Illustratorver.9以降では、オブジェクトやレイヤーにPhotoshopと同じような透明や描画形式を適用できます。

透明効果や描画モードを含むAI形式のファイルをInDesignに配置する場合、eps形式やpsd形式と違って透明効果がIllustrator内で完結しないことを覚えておきましょう。

透明や乗算などを使ってイラストを描き、AI形式で保存した場合、InDesignに配置した画像はその効果を保ったままになります。

使いようによってはオブジェクト単位で効果がかけられるため、イラストなどでは効果的に使うことができます。
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影のみ乗算がかかっています。

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同一書類内では下のオブジェクトに対して乗算の効果はありますが、

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InDesigに配置すると形式によって効果が異なります。AI形式であれば書類内の効果のまま配置できます。

eps形式やpsd形式では透明効果は書類内で完結するため、知らずにうっかりすると意図しない効果になることもありえます。

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半透明も同様です。

これはInDesignに配置したときに有効であり、Illustratorに配置しても効果は持続しません。ちょっと???ですね。


ここからは余談ですが、オブジェクト単位で乗算をかけると、影が重なる部分が濃くなります。
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同一光源ではありえないので、グループ化してから効果をかけるか、レイヤーに効果をかけると回避できます(こーゆーのはすごく気になります)。
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