線画のゴミ取り(効率のはなし) | 3倍早くなるためのDTP講座

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DTPの作業を早くするためのテクニックを綴っていこうと思っています。

さらに効率化の続き。

効率化、自動化は、向き不向きの作業があります。

NASAには自動化の法則というものがあるそうですが、ここはワタクシ個人の考えで。

線画のゴミ取りのように、「個人の能力」に依存し、かつ「不特定な要素」を多く持つものは自動化向きです。

間違い探しなどは、得意な人もいれば苦手な人もいます。

間違いをいつまでたっても見つけられないこともあるでしょうし、難なく見つけてしまう場合もあると思います。

また、「間違いが7つあります。どこでしょう」なんて問題が出てくれば7つ見つければ終わりですが、実際の仕事でそれはまずないでしょう。

いくつあるか分からないゴミを全部取る、という作業は見つけられなければゴミが残り品質の低下になります。

しかし、1ピクセルのゴミを見落とすなという方がムチャブリです。またじっくり見るほど時間もかかります。

この作業は運やカン、個人の能力によって大きく差が出るので、このような作業こそコンピュータにまかせるべきだと思います。

これを自動化、効率化することにより誰がやってもほぼ同じ時間で作業ができるようになり、加えて仕上がりも一定のクオリティを保てます。

他にも100ページの中から「DTP、dtp、ディーティーピー」を全て「DTP」に統一なんて赤字もあると思います。

目で見ていけば見落としも起きますが、コンピュータを使えば正確に拾い出すことができます。

効率化はラクをするのではなく、品質を一定に保ちつつ個人によるムラをなくすことができ、なおかつラクができる合理的な手法、というのがワタクシの考えです。