よく使う機能がデフォルトではショートカットが覚えにくかったり、そもそも割り当てられていなかったりしたら、キーボードショートカットでショートカットを代えてしまいましょう。
既製品というのは万人向けに作られていて、自分の手に合わない場合もあります。まして、アプリケーションは亜米利加で作られたものなので、ショートカットが英語の頭文字なので覚えにくい。
DTPでは職場によってよく使う機能、全く使わない機能など様々でそのままでは使い勝手が悪いものは、自分に合うように改良しちゃいましょう。
よく使うものはメニューから選ぶよりも、キーで操作する方が早く済みます。
個人的には時間だけでなく、肉体的(は大したこと無いが)、精神的なストレスも少ないと思います。
InDesignのショートカット化はIllstratorやPhotoshopに比べて使えるものが圧倒的に多く、また、同じショートカットに複数のキーを割り当てられます。
コントロールキー(Mac版)も割り当てできるので、ショートカットに関してはかなり自由度が高いです。もともとコントロールキーが当たっているショートカットはあまりなく、コマンドやシフトなどの他の修飾キーを組み合わせれば、沢山のショートカットが作れます。
デフォルトを残して自分なりのキーを追加なんて事もでき、プリセットもいくつかつくれるので、他の人とマシンを共用する場合にもとりあえずOK。
コツとしては、修飾キーの近く、左側のキーをあてると左手の移動が少ないため、少しでも時間を稼げます(ホンのコンマ数秒ですが)。
また、頭文字をつかったり、右左などは→キーを使うのも直感的に操作できます。
難点は目的のメニューや機能がどこにあるかわかりにくいこと。
文字関連などはいろいろな所に分散されているので、探すのに一苦労。
しかもあいうえお順に並ぶので、メニューどおりでもない。
セット表示して検索をかければ、なんとか見つけられます。
以前、勉強部屋でDTP Toolsのパレットからショートカットを作成できるツールがが紹介されていました。ご興味ある方はお試しを。
使えそうなショートカットを少しご紹介。
●オブジェクト編集:垂直マージンの…揃え
CS3では、ショートカットでオブジェクトをマージンやページに揃えられます。
マージン(版面)に対して中央とか左揃えとかは、頻度は高いと思われます。
簡単なショートカットを当ててやれば、座標やサイズを計算する必要もなく、マージン内を自由自在に一瞬で移動します。
●オブジェクトメニュー:フレームを内容に合わせる
Quark XPressでMdN EPSツールのコマンド3と同じようなものなので、テキストでも、画像でもなんでもかんでもフレームが合います。ショートカットに当てるととっても便利。CS3(CS2もかな?)ではリフローしたテキストも出てきます。
●表示、ナビゲーション:コントロールパネルでキーボードフォーカスを切り換え
Quark XPressでいうコマンド+オプション+M。コントロールパネルの入力フィールドに入力できる状態になるので、タブで送って数値入力ができます。
InDesignはあまり座標を気にしなくても良いので、頻度は減りましたが作っておくと便利です。
●ツール類
ダイレクト選択や選択ツールはよく使うけど、日本語入力モード時やテキスト入力中にツールのショートカット(AやV)を押してもツールになってくれません。
よく使うものは変更しておきましょう。
よく使うものや、選びにくいものをショートカット化することで、効率的に作業が行えます。自分なりのInDesignにカスタマイズしましょう(許される範囲で)。