●応用技2
表もしつこいので、今回でおわりにしましょう。
さて、表でもないのに表機能を使いましょうパート2です。
もくじや一覧などで、タブ送りで普通に組んでしまおうかと思いきや、途中で2行になったりして改行してタブ送りしてベースラインで……なんてことしている人は表を使いましょう。(2行だけなら場合によっては割注でもいけますよ)
この例では、文字は10Q15H送り、項目間は20H送り、□は13文字で折り返し、○と□と△は全角アキという設定です。
QXではこんな風にやってました。
最初の○が5字取りになっているので、文字数にあわせて、字送りを変える必要があります(フレームグリッドを使えば字取りだけはできます)。
□の文字の量によっては2行になった場合は上の行と下の行で行送りをかえなければいけません。
○と△もセンターに合わせるためベースラインで6H下げています。
これを表組でやってしまえばほとんど手間はかかりませんし、セルの設定は同一で済みます。
左の○のセルは強制ジャスティファイをかけています。
ただし、左端のセルの○が3文字でスペースが1個はいる場合は、4文字と比べてちょっとずれてしまいます。その場合はアキ量などで調節します(正規表現が使えればサクッと)。
ケイの塗りを無くせばこのとおり。
アキを設定できるので、単純に「5mm」の入力でいいのがグー。
行間を級数から計算しなくてもいいし、級数が変わっても問題なく5ミリあきます。
それともうひとつ。
コラムなどで内容によってカコミが伸縮する場合、いちいち伸ばすのはめんどうという方はこちら。
使いどころが限られますが、参考までに。
例えば版面の下に揃えてあって、上に伸びる場合などはとっても便利。
テキストボックスの位置を下揃えにします。
この例ではタイトルをボックスで入れているので上にハミ出しています。
にしても、センスないっすね。
文字が増えれば自動で伸びます。
脚注などで、上のケイだけイキなんてときも設定は簡単です(CS2からは脚注機能ありますが、自分で作る場合などです。段落境界線でも設定できますが、計算がめんどうです)。
ただし、表の特性上、1段組しかできません。
回り込みなどの設定をするのであれば、結局ボックスをフィットさせる必要があるので、その場合はテキストボックスの方が便利です。
応用次第でけっこう使える表機能、まだまだ応用がきくはずです。
普通の表だけじゃ、もったいない。