マスターページ | 3倍早くなるためのDTP講座

3倍早くなるためのDTP講座

DTPの作業を早くするためのテクニックを綴っていこうと思っています。

※このブログでは、基本などは置いといて効率化に的を絞って紹介します。
 本の体裁やデータの作り方はそれぞれなのでこれが正しいわけではありません。
 こんな考え方もあるという参考程度にご覧下さい。
 比較するQuark XPressは3.3と4.1を規準にしています。


InDesignやQuark XPressを使用している方ならマスターページを知らない人はいないと思います。
マスターぺージを適用すれば、マスター上のアイテムがページ上に表示される機能です。

●マスターに置いたものを編集しない

マスターページはIllstratorのテンプレート(ひな形)のように、元を複製して編集していくという使い方ではなく、アイテムを一元管理する使い方が効果的です。

InDesignでは、「マスター=編集しないものを置くページ」です。

イメージ的には、通常ページはマスターをクリアファイルに入れたようなもので、その上にアイテムを置くような感じです。


この方式ならば、誤って編集することもなく、複数ページに散らばったものに手を加えたかどうかを一目で判断できます。

ページ上で個々に編集をしない限り、「マスターアイテム=ページアイテム」の構図が成り立ちます。

つまり100ページあれば、マスターを一箇所直せば100箇所直るのです。

まずは編集するもの、ページに固定するものを見極めてマスターを作成しましょう。

もちろん、作り方によってはオーバーライドや分離して使うこともあるので、絶対さわるな、ということではありません。