フォトショップでは新規作成時にクリップボード内に画像がある(コピーやカット)場合、自動的に書類の大きさを合わせてくれます。
●ラスター画像の場合(フォトショップなど)
ピクセル数、カラーモード、解像度を自動的にクリップボード内と同じになるので、書類作成後ペーストすればコピーしたものを余白なしで作成できます。
サンプルファイルのダッキー君の登場です(周りに少し余白を入れました)。
「ダッキー君」を天地50ミリにしたい場合、ラスター画像だと、計測して計算するしかありませんが、切り取ってしまって、サイズを調整という方法もあります(画像のサイズが変わるのでケースによっては使えませんが)。
選択してコピー(またはカット)。
新規書類を開くとクリップボード内(選択したダッキー君のみ)のピクセルサイズが入力されています。
開いてペーストすれば、天地左右とも余白のないダッキー君ができます。
画像解像度でサイズを天地50ミリに変更すれば終了です。
余計なピクセルが無くなるのでデータも軽くなります。
●ベクター画像の場合(イラレなど)
カラーモードを書類の設定に合わせてくれますが、グラデなど、ものによってはCMYKモードでもRGBになったりします。
サイズはオブジェクトの原寸になります。
解像度は任意で設定する必要があります(前回設定のまま)。
試しにさっきのダッキー君をライブトレースでパス化し、天地50ミリに変形しました。
新規書類を開いてピクセルでペースト。
画像解像度をみると、天地は約50ミリになっています(端数は解像度によるものです)。
どうしても端数が気になる方は、レイアウトのソフト上で変形した方がよいでしょう。