まず 人は弱いより強いに越したことはない
だが 弱くて一つだけ良かったと思うことがある
それは酒である
しかし酒ってのは女に似ている
のめり込み過ぎると二日酔いという竹箆返しを喰らうし
さらに耽溺すると 中毒という離れらない状態に陥り 実生活が立ち行かなくなる
酒に嵌った初期は 恥ずかしながら呑み方というものが分からず 幾度となく醜態を曝してしまった
一時は男の下らないプライドにより 酒を呑むことから離れてしまったが 一旦呑み方というものを覚えると 酒というものは実に日々を豊かにし てくれるものだということに気付かされる
何度でもいう 酒は女に似ている
酒を呑むということは受け容れているようであるが 迎えに行っているのである 酒という極上の女といちゃつくために そして酔いという濃密で短い恋愛をするために
でもこの恋愛にはコツというものがあって まずは適量を知ることである
少量から始めて 自分の恋愛体質を知るべきである
そして何よりも重要なのは 酒を呑んだ後は何もしないということである
もっと正確に述べるのなら 酒を呑む前に仕事というものはすべて片づけておくべきである 酒という女に集中するために雑事は残して置いてはいけない
有名な映画のセリフを借りるのなら ”女というものは足にくる”
次の日に支障を来したくないのなら やはり雑事は片づけて置くべきだ
後は口に含んで女との恋愛に耽溺するだけである 矛盾しているようであるがどうせ醒める夢なのだ 耽溺大いにすべし
さて 今日も酒を口に含み 私は極上の女と至福の時を過ごしている
そういえば最近彼女に驚かされたことがある 酒を断っていた時は見ることのなかった 夢というものを睡魔に誘われた先で久しぶりにみた
その夢の内容というのが実に衝撃的で 彼女とは別の女とデートする夢であった
白波ちゃん
確かに彼女とのデートは最高だった
白波ちゃん
でも やっぱりあんたが好きなんだ