SexyZoneとしての

5人で一緒の最後の旅。




はしゃいで

笑って

騒いで


子どもみたいな俺たち。




宿では


みんなで一緒に

5人ひとつの同じ部屋。



中学生の

部活の合宿か?


それとも

修学旅行か?


って

くらいのハイテンションの

20代の俺たち。



部屋いっぱいに

布団を

敷き詰めて並べ


その中心には酒とつまみ。



今までにあった


それこそ

数え切れないくらいの

無数の出来事を


走馬灯のように思い出し



そして


これからの未来の事も

熱く語り合い


言葉では

うまく

伝えられないほどの


濃厚な時間を共にした。




自然と

わいわいと盛り上がる


5人で

一緒にいられる

楽しくて貴重な時間を


一分一秒

無駄にしたくなくて


必死に

眠気と戦ってはいるが・・・。




昼間に

はしゃぎすぎた事と


夕食時に

少々

酒が入った事もあり


そこを


容赦なくついて

襲いかかってくる睡魔。



あれ?

今まで話していたのに

急に静かになった・・・。


と思い

回りを見れば


こくり・・こくり・・と

船を・・漕いでいて


ひとりふたり

寝入ってる姿と化していた。



まぁ・・俺も・・・。

その中の

ひとりなんだけど・・ね。




だけど


誰も

『寝ちゃダメだよ!!』


なんて言わない。



その時は


無理に抗わず

自分の体のおもむくまま


欲求を

あえて律することなく

身を委ね


そのまま眠りの世界へ。




みんなの声が


近くに聞こえたり

遠くに聞こえたりして



それすらも心地よい


ふわふわとした

とても優しい空間。




気がつけば


5人全員・・眠ってた。







隣りの布団を見れば


「・・っ!?・・お前さぁ・・・。」



思わず声が漏れた。