今まで


健人くんの

正面に向いていた体を


90°真横にひねり

風磨くんの方に向き直る。



『でさ・・勝利はそれで

    エロい気持ちになる・・と?』



もう!!

風磨くんっっ・・・/////。


脱力感いっぱいの

ダルい返しになってしまう。


「なってるわけないでしょ。

  もう・・何を言って・・ん・・・?!」




『ぎゅっっ!!』


急に

後ろから抱きしめられた。



「すごく

  キレイなものが好きだから

  ずっと

  見ていたくなるっていうか・・・。」



そう言いながら

勝利の髪に

キスをひとつ落とす中島。 



ふふん・・・。


勝利への大好きが

ダダ漏れて

もう溢れまくってますよ?


見てるこっちが溺れそうだわ。



ついつい

茶化したくなるっていうか

いじりたくなってしまう・・オレ。



「それで言うと

  ワタクシまったく

  見つめられなかったんですけど

  キレイじゃない認識で

  よろしいですか?」 




「・・えっ!?

  ・・いや・・それは・・・。」


咄嗟に言葉が出てこない彼。

苦笑いの僕。




風磨くんの隣にいる

聡くんは

両手を叩いて大爆笑してる。



再度

「キレイじゃない認識で

  よろしいですか?」 って


風磨くん。




健人くんが

ちょっと言葉に詰まりがらも


「みんな見つめてる・・・。」




それを聞いた聡くんに


「ケンティーー照れてるぅぅ〜〜。」って


言って

またまた大爆笑。



さっきまでの

不安定な空気が

一気に

ほんわかとしたものに変わった。



聡くん。

さすがだね。


僕たちの緑の太陽。





それとほぼ同時に


「はいっっ!!

  すいません。

  では、SexyZoneの皆様。」



現場スタッフさんから

声がかかった。