第45問目. 神さまが人に求めておられる本分は何ですか?

 

答え. 神さまが人に求めておられる本分は、神さまが明らかにされたことにしたがうことです。

 

"主はあなたに告げられた。人よ、何が良いことなのか、主があなたに何を求めておられるのかを。それは、ただ公正を行い、誠実を愛し、へりくだって、あなたの神とともに歩むことではないか。"

ミカ書 6章8節

 

"結局のところ、もうすべてが聞かされていることだ。神を恐れよ。神の命令を守れ。これが人間にとってすべてである。"

伝道者の書 12章13節

 

"あなたは戒めを仰せつけられました。それらを堅く守るように。"

詩篇 119篇4節

 

"イエスは彼に言われた。「律法には何と書いてありますか。あなたはどう読んでいますか。」

すると彼は答えた。「『あなたは心を尽くし、いのちを尽くし、力を尽くし、知性を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい』、また『あなたの隣人を自分自身のように愛しなさい』とあります。」

イエスは言われた。「あなたの答えは正しい。それを実行しなさい。そうすれば、いのちを得ます。」"

ルカの福音書 10章26~28節

 

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第46問目. 神さまにしたがうための規範として、神さまが最初に明らかにされた規範は何ですか?

 

答え. 神さまにしたがうための規範として、神さまが最初に明らかにされた規範は「道徳律法」です。

 

"律法を持たない異邦人が、生まれつきのままで律法の命じることを行う場合は、律法を持たなくても、彼ら自身が自分に対する律法なのです。

彼らは、律法の命じる行いが自分の心に記されていることを示しています。彼らの良心も証ししていて、彼らの心の思いは互いに責め合ったり、また弁明し合ったりさえするのです。"

ローマ人への手紙 2章14~15節

 

"実に、律法が与えられる以前にも、罪は世にあったのですが、律法がなければ罪は罪として認められないのです。

けれども死は、アダムからモーセまでの間も、アダムの違反と同じようには罪を犯さなかった人々さえも、支配しました。アダムは来たるべき方のひな型です。"

ローマ人への手紙 5章13~14節

 

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第47問目. 道徳律法はどこに要約がまとめられていますか?

 

答え. 道徳律法は十戒に要約がまとめられています。

 

"主はそれらの板に、あの集まりの日に、山で火の中からあなたがたに告げた十のことばを、前と同じ文で書き記された。主はそれを私に与えられた。"

申命記 10章4節

 

"イエスは彼に言われた。「なぜ、良いことについて、わたしに尋ねるのですか。良い方はおひとりです。いのちに入りたいと思うなら戒めを守りなさい。」"

マタイの福音書 19章17節

 

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第48問目. 十戒の要約は何でしょうか?

 

答え. 十戒は要約すると『心を尽くし、いのちを尽くし、知性を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい。』と『あなたの隣人を自分自身のように愛しなさい』です。

 

"「先生、律法の中でどの戒めが一番重要ですか。」

イエスは彼に言われた。「『あなたは心を尽くし、いのちを尽くし、知性を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい。』

これが、重要な第一の戒めです。

『あなたの隣人を自分自身のように愛しなさい』という第二の戒めも、それと同じように重要です。

この二つの戒めに律法と預言者の全体がかかっているのです。」"

マタイの福音書 22章36~40節

 

"律法学者の一人が来て、彼らが議論するのを聞いていたが、イエスが見事に答えられたのを見て、イエスに尋ねた。「すべての中で、どれが第一の戒めですか。」

イエスは答えられた。「第一の戒めはこれです。『聞け、イスラエルよ。主は私たちの神。主は唯一である。

あなたは心を尽くし、いのちを尽くし、知性を尽くし、力を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい。』

第二の戒めはこれです。『あなたの隣人を自分自身のように愛しなさい。』これらよりも重要な命令は、ほかにありません。」

律法学者はイエスに言った。「先生、そのとおりです。主は唯一であって、そのほかに主はいない、とあなたが言われたことは、まさにそのとおりです。

そして、心を尽くし、知恵を尽くし、力を尽くして主を愛すること、また、隣人を自分自身のように愛することは、どんな全焼のささげ物やいけにえよりもはるかにすぐれています。」"

マルコの福音書 12章28~33節

 

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第49問目. 十戒のまえがきは何でしょうか?

 

答え. 十戒のまえがきは『わたしは、あなたをエジプトの地、奴隷の家から導き出したあなたの神、主である。』です。

 

"「わたしは、あなたをエジプトの地、奴隷の家から導き出したあなたの神、主である。"

出エジプト記 20章2節

 

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第50問目. 十戒のまえがきは私たちにどんなことを教えていますか?

 

答え. 十戒のまえがきは、神さまは主であり、私たちの神さまであり、あがない主であるからこそ、神さまのご命令されていることをすべて守らなければならないという事を教えています。

 

"あなたはあなたの神、主を愛し、主への務めを果たし、主の掟と定めと命令をいつも守りなさい。"

申命記 11章1節

 

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第51問目. 十戒の第一番目は何でしょうか?

 

答え. 十戒の第一番目は『わたしの前に、ほかの神々があってはならない。』です。(NKJV)

 

"あなたには、わたし以外に、ほかの神があってはならない。"

出エジプト記 20章3節(新改訳)

 

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第52問目. 十戒の第一番目では、どんなことが求められていますか?

 

答え. 十戒の第一番目では、神さまがただお一人の本当の神さまであること、私たちの神さまであること、それによってふさわしく神さまをあがめ、たたえることを知って受け入れることが求められています。

 

"主に仕えることが不満なら、あの大河の向こうにいた、あなたがたの先祖が仕えた神々でも、今あなたがたが住んでいる地のアモリ人の神々でも、あなたがたが仕えようと思うものを、今日選ぶがよい。ただし、私と私の家は主に仕える。」"

ヨシュア記 24章15節

 

"わが子ソロモンよ。あなたの父の神を知り、全き心と喜びの気持ちをもって神に仕えなさい。主はすべての心を探り、すべての思いの動機を読み取られるからである。もし、あなたが神を求めるなら、神はあなたにご自分を現される。もし、あなたが神を離れるなら、神はあなたをとこしえまでも退けられる。"

歴代誌 第一 28章9節

 

"あなたは今日、この主をあなたの神とし、主の道に歩み、主の掟と命令と定めを守り、御声に聞き従うと誓約した。"

申命記 26章17節

 

"御名の栄光を主に帰せよ。聖なる装いをして主にひれ伏せ。"

詩篇 29篇2節

 

"そこでイエスは言われた。「下がれ、サタン。『あなたの神である主を礼拝しなさい。主にのみ仕えなさい』と書いてある。」"

マタイの福音書 4章10節

 

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第53問目. 十戒の第一番目ではどんなことが禁止されていますか?

 

答え. 十戒の第一番目では、本当の神さまを神さまとして、または私たちの神さまとして、あがめなかったり、たたえなかったり、拒否したりすること、そして神さまだけにするべきことであるのにもかかわらず、神さま以外の他のものをあがめ、たたえることを禁止しています。

 

"ヨシュアは民全体に言った。「見よ、この石は私たちに対して証しとなる。この石は、主が私たちに語られたすべてのことばを聞いたからである。あなたがたが自分の神を否むことがないように、これはあなたがたに対して証しとなる。」"

ヨシュア記 24章27節

 

"神の、目に見えない性質、すなわち神の永遠の力と神性は、世界が創造されたときから被造物を通して知られ、はっきりと認められるので、彼らに弁解の余地はありません。

彼らは神を知っていながら、神を神としてあがめず、感謝もせず、かえってその思いはむなしくなり、その鈍い心は暗くなったのです。"

ローマ人への手紙 1章20~21節

 

"愚か者は心の中で「神はいない」と言う。彼らは腐っていて忌まわしいことを行う。善を行う者はいない。"

詩篇 14篇1節

 

"彼らは神の真理を偽りと取り替え、造り主の代わりに、造られた物を拝み、これに仕えました。造り主こそ、とこしえにほめたたえられる方です。アーメン。"

ローマ人への手紙 1章25節

 

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第54問目. 十戒の第一番目の「わたしの前に(NKJV)」と言う言葉から、私たちは特にどのようなことを教えられますか?

 

答え. 十戒の第一番目の「わたしの前に」と言う言葉から、神さまはすべてのことを見通され、知っておられ、他の神さまを持つということをひどく忌み嫌われるということが教えられています。

 

"しかし、もしあなたが心を背け、聞き従わず、誘惑されてほかの神々を拝み、これに仕えるなら、

今日、私はあなたがたに宣言する。あなたがたは必ず滅び失せる。あなたがヨルダン川を渡り、入って行って所有しようとしているその土地で、あなたの日々が長く続くことはない。"

申命記 30章17~18節

 

"もし私たちが自分たちの神の御名を忘れほかの神に向かって手を伸べ広げたなら

神はそれを探り出されないでしょうか。神こそ心の秘密を知っておられるからです。"

詩篇 44篇20~21節

 

"あなたは私たちの咎を御前に私たちの秘め事を御顔の光の中に置かれます。"

詩篇 90篇8節

 

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第55問目. 十戒の第二番目は何でしょうか?

 

答え. 十戒の第二番目は「自分のために偶像を造ってはならない。上の天にあるものでも、下の地にあるものでも、地の下の水の中にあるものでも、いかなる形をも造ってはならない。

それらを拝んではならない。それらに仕えてはならない。あなたの神、主であるわたしは、ねたみの神。わたしを憎む者には父の咎を子に報い、三代、四代にまで及ぼし、

わたしを愛し、わたしの命令を守る者には、恵みを千代にまで施すからである。」です。

 

"あなたは自分のために偶像を造ってはならない。上の天にあるものでも、下の地にあるものでも、地の下の水の中にあるものでも、いかなる形をも造ってはならない。

それらを拝んではならない。それらに仕えてはならない。あなたの神、主であるわたしは、ねたみの神。わたしを憎む者には父の咎を子に報い、三代、四代にまで及ぼし、

わたしを愛し、わたしの命令を守る者には、恵みを千代にまで施すからである。"

出エジプト記 20章4~6節

 

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第56問目. 十戒の第二番目では、どんなことが求められていますか?

 

答え. 十戒の第二番目では、神さまが神さまのみことばに定められた、全ての礼拝や規定を受け入れて、順守し、純正かつ完全であることを保つように教えられています。

 

"彼らに言った。「あなたがたは、私が今日あなたがたを戒める、このすべてのことばを心にとどめなさい。それをあなたがたの子どもたちに命じて、このみおしえのすべてのことばを守り行わせなさい。"

申命記 32章46節

 

"わたしがあなたがたに命じておいた、すべてのことを守るように教えなさい。見よ。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたとともにいます。」"

マタイの福音書 28章20節

 

"あなたがたは、私があなたがたに命じるすべてのことを守り行わなければならない。これにつけ加えたり減らしたりしてはならない。"

申命記 12章32節

 

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第57問目. 十戒の第二番目ではどんなことが禁止されていますか?

 

答え. 十戒の第二番目では像によること、または神さまのみことばに定められていないあらゆる方法で神さまをあがめることが禁止されています。

 

"彼らは、自分たちは知者であると主張しながら愚かになり、

朽ちない神の栄光を、朽ちる人間や、鳥、獣、這うものに似たかたちと替えてしまいました。"

ローマ人への手紙 1章22~23節

 

"あなたがたは自分自身に十分に気をつけなさい。主がホレブで火の中からあなたがたに語られた日に、あなたがたは何の姿も見なかったからである。

堕落して自分たちのために、どのような形の彫像も造らないようにしなさい。男の形も女の形も。"

申命記 4章15~16節

 

"彼らがわたしを礼拝しても、むなしい。人間の命令を、教えとして教えるのだから。』」"

マタイの福音書 15章9節

 

"自己卑下や御使い礼拝を喜んでいる者が、あなたがたを断罪することがあってはなりません。彼らは自分が見た幻に拠り頼み、肉の思いによっていたずらに思い上がって、"

コロサイ人への手紙 2章18節

 

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第58問目. 十戒の第二番目ではどのような理由が添えられていますか?

 

答え. 十戒の第二番目では、神さまが私たちをご支配されていること、私たちのうちにある神さまの正しさ、そして神さまだけをあがめることへの神さまの熱意という理由が添えられています。

 

"そうすれば王はあなたの美しさを慕うだろう。彼こそあなたの主。彼の前にひれ伏せ。"

詩篇 45篇11節

 

"あなたは、ほかの神を拝んではならない。主は、その名がねたみであり、ねたみの神であるから。"

出エジプト記 34章14節

 

"それとも、私たちは主のねたみを引き起こすつもりなのですか。私たちは主よりも強い者なのですか。"

コリント人への手紙 第一 10章22節

 

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第59問目. 十戒の第三番目は何でしょうか?

 

答え. 十戒の第三番目は「あなたの神、主の名をみだりに口にしてはならない。主は、主の名をみだりに口にする者を罰せずにはおかない」です。

 

"あなたは、あなたの神、主の名をみだりに口にしてはならない。主は、主の名をみだりに口にする者を罰せずにはおかない。"

出エジプト記 20章7節

 

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第60問目. 十戒の第三番目では、どんなことが求められていますか?

 

答え. 十戒の第三番目では、神さまの御名、称号、属性、規定、みことば、はたらきをきよく敬虔に用いることが求められています。

 

"御名の栄光を主に帰せよ。聖なる装いをして主にひれ伏せ。"

詩篇 29篇2節

 

"天よ、耳を傾けよ。私は語ろう。地よ、聞け。私の口のことばを。

私のおしえは雨のように下り、私のことばは露のように滴る。若草の上の小雨のように。青草の上の夕立のように。

まことに私は主の御名を告げ知らせる。栄光を私たちの神に帰せよ。

主は岩。主のみわざは完全。まことに主の道はみな正しい。主は真実な神で偽りがなく、正しい方、直ぐな方である。"

申命記 32章1~4節

 

"もしあなたが、この書物に記されている、このおしえのすべてのことばを守り行わず、この栄光に満ちた恐るべき御名、あなたの神、主を恐れないなら、

主はあなたへの災害、あなたの子孫への災害を驚くべき仕方で下される。大きな長く続く災害、長く続く悪性の病気である。"

申命記 28章58~59節

 

"主は御民のために贖いを送りご自分の契約をとこしえに定められた。主の御名は聖であり恐れ多い。"

詩篇 111篇9節

 

"ですから、あなたがたはこう祈りなさい。『天にいます私たちの父よ。御名が聖なるものとされますように。"

マタイの福音書 6章9節

 

"神の宮へ行くときは、自分の足に気をつけよ。近くに行って聞くことは、愚かな者たちがいけにえを献げるのにまさる。彼らは自分たちが悪を行っていることを知らないからだ。"

伝道者の書 5章1節

 

"私はあなたの聖なる宮に向かってひれ伏し恵みとまことのゆえに御名に感謝します。あなたがご自分のすべての御名のゆえにあなたのみことばを高く上げられたからです。"

詩篇 138篇2節

 

"神のみわざを覚えて賛美せよ。人々がほめ歌った、そのみわざを。"

ヨブ記 36章24節

 

"彼らは神のしもべモーセの歌と子羊の歌を歌った。「主よ、全能者なる神よ。あなたのみわざは偉大で、驚くべきものです。諸国の民の王よ。あなたの道は正しく真実です。

主よ、あなたを恐れず、御名をあがめない者がいるでしょうか。あなただけが聖なる方です。すべての国々の民は来て、あなたの御前にひれ伏します。あなたの正しいさばきが明らかにされたからです。」"

ヨハネの黙示録 15章3~4節

 

"この四つの生き物には、それぞれ六つの翼があり、その周りと内側は目で満ちていた。そして、昼も夜も休みなく言い続けていた。「聖なる、聖なる、聖なる、主なる神、全能者。昔おられ、今もおられ、やがて来られる方。」"

ヨハネの黙示録 4章8節

 

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第61問目. 十戒の第三番目では、どんなことが禁止されていますか?

 

答え. 十戒の第三番目では、神さまがご自身のことを明かしている全てのことについて、不敬を働いたり、乱用したりすることを禁止しています。

 

"「子は父を、しもべはその主人を敬う。しかし、もし、わたしが父であるなら、どこに、わたしへの尊敬があるのか。もし、わたしが主人であるなら、どこに、わたしへの恐れがあるのか。──万軍の主は言われる──あなたがたのことだ。わたしの名を蔑む祭司たち。しかし、あなたがたは言う。『どのようにして、あなたの名を蔑みましたか』と。

あなたがたは、わたしの祭壇に汚れたパンを献げていながら、『どのようにして、私たちがあなたを汚しましたか』と言う。『主の食卓は蔑まれてもよい』とあなたがたは思っている。"

マラキ書 1章6~7節

 

"わたしはその人に敵対してわたしの顔を向け、彼をその民の間から断ち切る。彼がモレクに自分の子どもを与え、そのためわたしの聖所を汚し、わたしの聖なる名を汚したからである。"

レビ記 20章3節

 

"あなたがたは、わたしの名によって偽って誓ってはならない。そのようにして、あなたの神の名を汚してはならない。わたしは主である。"

レビ記 19章12節

 

"しかし、わたしはあなたがたに言います。決して誓ってはいけません。天にかけて誓ってはいけません。そこは神の御座だからです。

地にかけて誓ってもいけません。そこは神の足台だからです。エルサレムにかけて誓ってもいけません。そこは偉大な王の都だからです。

自分の頭にかけて誓ってもいけません。あなたは髪の毛一本さえ白くも黒くもできないのですから。

あなたがたの言うことばは、『はい』は『はい』、『いいえ』は『いいえ』としなさい。それ以上のことは悪い者から出ているのです。"

マタイの福音書 5章34~37節

 

"さあ今、ここでわたしは何をしよう──主のことば──。わたしの民はただで奪い取られ、彼らの支配者たちは悲しみ嘆いている──主のことば──。また、わたしの名は一日中、絶えず侮られている。"

イザヤ書 52章5節

 

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第62問目. 十戒の第三番目ではどのような理由が添えられていますか?

 

答え. 十戒の第三番目では、この戒めを破った人が、人の罰から逃れたとしても、主である私たちの神さまは、神さまの義によるさばきから逃すことはないという理由が添えられています。

 

"もしあなたが、この書物に記されている、このおしえのすべてのことばを守り行わず、この栄光に満ちた恐るべき御名、あなたの神、主を恐れないなら、

主はあなたへの災害、あなたの子孫への災害を驚くべき仕方で下される。大きな長く続く災害、長く続く悪性の病気である。"

申命記 28章58~59節

 

"もし、あなたがたが聞き入れず、もし、わたしの名に栄光を帰することを心に留めないなら──万軍の主は言われる──わたしは、あなたがたの中にこののろいを送り、あなたがたの祝福をのろいに変える。もう、それをのろいに変えている。あなたがたがこれを心に留めないからだ。"

マラキ書 2章2節

 

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第63問目. 十戒の第四番目は何でしょうか?

 

答え. 十戒の第四番目は「安息日を覚えて、これを聖なるものとせよ。

六日間働いて、あなたのすべての仕事をせよ。

七日目は、あなたの神、主の安息である。あなたはいかなる仕事もしてはならない。あなたも、あなたの息子や娘も、それにあなたの男奴隷や女奴隷、家畜、またあなたの町囲みの中にいる寄留者も。

それは主が六日間で、天と地と海、またそれらの中のすべてのものを造り、七日目に休んだからである。それゆえ、主は安息日を祝福し、これを聖なるものとした。」です。

 

 

"安息日を覚えて、これを聖なるものとせよ。

六日間働いて、あなたのすべての仕事をせよ。

七日目は、あなたの神、主の安息である。あなたはいかなる仕事もしてはならない。あなたも、あなたの息子や娘も、それにあなたの男奴隷や女奴隷、家畜、またあなたの町囲みの中にいる寄留者も。

それは主が六日間で、天と地と海、またそれらの中のすべてのものを造り、七日目に休んだからである。それゆえ、主は安息日を祝福し、これを聖なるものとした。"

出エジプト記 20章8~11節

 

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第64問目. 十戒の第四番目では、どんなことが求められていますか?

 

答え. 十戒の第四番目では、神さまが神さまのみことばに定められた時間を神さまのためにきよく守り、特にはっきりと七日のうちの丸一日を神さまご自身のためにきよい安息日とすることが求められています。

 

"あなたがたはわたしの安息日を守り、わたしの聖所を恐れなければならない。わたしは主である。"

レビ記 19章30節

 

"安息日を守って、これを聖なるものとせよ。あなたの神、主が命じたとおりに。"

申命記 5章12節

 

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第65問目. 神さまは一週間のうちでどの日を毎週の安息日として定められましたか?

 

答え. 神さまは世界の創造の時からキリストの復活の時までは、一週間の七日目を毎週の安息日とされ、キリストの復活から世界の終わりの時までは、一週間の最初の日をクリスチャンの安息日として定められました。

 

"神は第七日に、なさっていたわざを完成し、第七日に、なさっていたすべてのわざをやめられた。

神は第七日を祝福し、この日を聖なるものとされた。その日に神が、なさっていたすべての創造のわざをやめられたからである。"

創世記 2章2~3節

 

"その日、すなわち週の初めの日の夕方、弟子たちがいたところでは、ユダヤ人を恐れて戸に鍵がかけられていた。すると、イエスが来て彼らの真ん中に立ち、こう言われた。「平安があなたがたにあるように。」"

ヨハネの福音書 20章19節

 

"週の初めの日に、私たちはパンを裂くために集まった。パウロは翌日に出発することにしていたので、人々と語り合い、夜中まで語り続けた。"

使徒の働き 20章7節

 

"さて、聖徒たちのための献金については、ガラテヤの諸教会に命じたとおりに、あなたがたも行いなさい。

私がそちらに行ってから献金を集めることがないように、あなたがたはそれぞれ、いつも週の初めの日に、収入に応じて、いくらかでも手もとに蓄えておきなさい。"

コリント人への手紙 第一 16章1~2節

 

"私は主の日に御霊に捕らえられ、私のうしろにラッパのような大きな声を聞いた。"

ヨハネの黙示録 1章10節

 

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第66問目. 安息日はどのようにしてきよくされますか?

 

答え. 安息日は、その日丸一日をほかの日は問題のない仕事や活動と言ったことからきよく休み、どうしてもやむを得ず出る必要のある仕事や慈善活動と言った事情がない限り、公共での時間(礼拝)と個人での時間を、神さまをあがめることのために使うことできよくされます。

 

"六日間は仕事をする。しかし、七日目は全き休みのための安息日、聖なる会合の日である。あなたがたは、いかなる仕事もしてはならない。この日は、あなたがたがどこに住んでいても主の安息日である。"

レビ記 23章3節

 

"もし、あなたが安息日に出歩くことをやめ、わたしの聖日に自分の好むことをせず、安息日を『喜びの日』と呼び、主の聖日を『栄えある日』と呼び、これを尊んで、自分の道を行かず、自分の好むことを求めず、無駄口を慎むなら、

そのとき、あなたは主をあなたの喜びとする。わたしはあなたに地の高い所を踏み行かせ、あなたの父ヤコブのゆずりの地であなたを養う。──主の御口がそう語られる。」"

イザヤ書 58章13~14節

 

"新月の祭りごとに、安息日ごとに、すべての肉なる者がわたしの前に来て礼拝する。──主は言われる──"

イザヤ書 66章23節

 

"イエスは彼らに言われた。「あなたがたのうちのだれかが羊を一匹持っていて、もしその羊が安息日に穴に落ちたら、それをつかんで引き上げてやらないでしょうか。

人間は羊よりはるかに価値があります。それなら、安息日に良いことをするのは律法にかなっています。」"

マタイの福音書 12章11~12節

 

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第67問目. 十戒の第四番目ではどんなことが禁止されていますか?

 

答え. 十戒の第四番目では、この世での仕事や活動において、求められている役目を省略したり不注意に扱ったり、その日を怠惰に過ごしたり、それ自体が罪深いことを行ったり、不必要なことを考えたり言ったり行ったりすることが禁止されています。

 

"その祭司たちはわたしのおしえを冒瀆し、わたしの聖なるものを冒し、聖なるものと俗なるものとを分けず、汚れたものと、きよいものとの違いを教えなかった。また、彼らはわたしの安息日をないがしろにした。こうして、わたしは彼らの間で汚されている。"

エゼキエル書 22章26節

 

"しかも、彼女たちはわたしに対して、こんなことまでした。同じ日にわたしの聖所を汚し、わたしの安息日を汚したのだ。"

エゼキエル書 23章38節

 

"主はこう言われる。あなたがた自身、気をつけて、安息日に荷物を運ぶな。また、それをエルサレムの門の内に持ち込むな。"

エレミヤ書 17章21節

 

"そのころ私は、ユダのうちで安息日にぶどう踏みをしている者、麦束を運んでいる者、また、ろばに荷物を負わせている者、さらに、ぶどう酒、ぶどうの実、いちじくなど、あらゆる品物を積んで、安息日にエルサレムに運び込んでいる者を見つけた。それで私は、彼らが食糧を売ったその日に、彼らを戒めた。"

ネヘミヤ記 13章15節

"そこで、私はユダの有力者たちを詰問して言った。「あなたがたが行っているこの悪事は何か。安息日を汚しているではないか。"

ネヘミヤ記 13章17節

 

"週の初めの日に、私たちはパンを裂くために集まった。パウロは翌日に出発することにしていたので、人々と語り合い、夜中まで語り続けた。"

使徒の働き 20章7節

 

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第68問目. 十戒の第四番目ではどのような理由が添えられていますか?

 

答え. 十戒の第四番目では、神さまが私たちを一週間のうち六日間自分のために仕事をすることを許され、七日目には特別な礼拝と神さまの模範と神さまの祝福の安息日とを呼びかけておられるという理由が添えられています。

 

"あなたは六日間は働き、七日目には休まなければならない。耕作の時にも刈り入れの時にも、休まなければならない。"

出エジプト記 34章21節

 

"イスラエルの子らはこの安息を守り、永遠の契約として、代々にわたり、この安息を守らなければならない。

これは永遠に、わたしとイスラエルの子らとの間のしるしである。それは主が六日間で天と地を造り、七日目にやめて、休息したからである。」"

出エジプト記 31章16~17節

 

"神は第七日に、なさっていたわざを完成し、第七日に、なさっていたすべてのわざをやめられた。

神は第七日を祝福し、この日を聖なるものとされた。その日に神が、なさっていたすべての創造のわざをやめられたからである。"

創世記 2章2~3節

 

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第69問目. 十戒の第五番目は何でしょうか?

 

答え. 十戒の第五番目は「あなたの父と母を敬え。あなたの神、主が与えようとしているその土地で、あなたの日々が長く続くようにするためである。」です。

 

"あなたの父と母を敬え。あなたの神、主が与えようとしているその土地で、あなたの日々が長く続くようにするためである。"

出エジプト記 20章12節

 

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第70問目. 十戒の第五番目では、どんなことが求められていますか?

 

答え. 十戒の第五番目では、目上の人、目下の人、対等な人、すべての人との立場や関係において名誉を保つことと役目を果たすことが求められています。

 

"あなたは白髪の老人の前では起立し、老人を敬い、またあなたの神を恐れなければならない。わたしは主である。"

レビ記 19章32節

 

"すべての人を敬い、兄弟たちを愛し、神を恐れ、王を敬いなさい。"

ペテロの手紙 第一 2章17節

 

"人はみな、上に立つ権威に従うべきです。神によらない権威はなく、存在している権威はすべて、神によって立てられているからです。"

ローマ人への手紙 13章1節

 

"キリストを恐れて、互いに従い合いなさい。

妻たちよ。主に従うように、自分の夫に従いなさい。"

エペソ人への手紙 5章21~22節

 

"子どもたちよ。主にあって自分の両親に従いなさい。これは正しいことなのです。"

エペソ人への手紙 6章1節

"奴隷たちよ。キリストに従うように、恐れおののいて真心から地上の主人に従いなさい。"

エペソ人への手紙 6章5節

"主人たちよ。あなたがたも奴隷に対して同じようにしなさい。脅すことはやめなさい。あなたがたは、彼らの主、またあなたがたの主が天におられ、主は人を差別なさらないことを知っているのです。"

エペソ人への手紙 6章9節

聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会

 

"奴隷たちよ、すべてのことについて地上の主人に従いなさい。人のご機嫌取りのような、うわべだけの仕え方ではなく、主を恐れつつ、真心から従いなさい。"

コロサイ人への手紙 3章22節

 

"兄弟愛をもって互いに愛し合い、互いに相手をすぐれた者として尊敬し合いなさい。"

ローマ人への手紙 12章10節

 

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第71問目. 十戒の第五番目ではどんなことが禁止されていますか?

 

答え. 十戒の第五番目では、あらゆる立場や関係において、すべての人が所有する名誉や役目をおろそかにしたり、反することようなことが禁止されています。

 

"自分の父を嘲り、母への従順を蔑む目は、谷の烏にえぐり取られ、鷲の子に食われる。"

箴言 30章17節

 

"すべての人に対して義務を果たしなさい。税金を納めるべき人には税金を納め、関税を納めるべき人には関税を納め、恐れるべき人を恐れ、敬うべき人を敬いなさい。

だれに対しても、何の借りもあってはいけません。ただし、互いに愛し合うことは別です。他の人を愛する者は、律法の要求を満たしているのです。"

ローマ人への手紙 13章7~8節

 

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第72問目. 十戒の第五番目ではどのような理由が添えられていますか?

 

答え. 十戒の第五番目では、このご命令を守る者にはすべて、(神さまの栄光とその人にとって本当に良いことにかなう限りは)長生きと繁栄の約束という理由が添えられています。

 

"「あなたの父と母を敬え。」これは約束を伴う第一の戒めです。

「そうすれば、あなたは幸せになり、その土地であなたの日々は長く続く」という約束です。"

エペソ人への手紙 6章2~3節

 

"私が、父にとっては息子であり、母にとっては、かよわいひとり子であったとき、

父は私を教えて言った。「私のことばがおまえの心を支えるように。私の命令を守って生きよ。

知恵を得よ。悟りを得よ。忘れてはならない。私の口のことばからそれてはならない。

知恵を捨てるな。これがあなたを守る。これを愛せ。これがあなたを保つ。"

箴言 4章3~6節

 

"わが子よ、あなたの父の命令を守れ。あなたの母の教えを捨ててはならない。

それをいつも心に結び、首に結び付けよ。

あなたが歩くときには、それがあなたを導き、寝ているときには、あなたを見守り、目覚めるときには、あなたに話しかける。"

箴言 6章20~22節

 

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質問73. 十戒の第六番目は何でしょうか?

 

答え. 十戒の第六番目は「殺してはならない」です。

 

"殺してはならない。"

出エジプト記 20章13節

 

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第74問目. 十戒の第六番目ではどんなことが求められていますか?

 

答え. 十戒の第六番目では、私たち自身と他の人たちの命を守るために、すべての正当な努力をすることが求められています。

 

"いまだかつて自分の身を憎んだ人はいません。むしろ、それを養い育てます。キリストも教会に対してそのようになさるのです。

私たちはキリストのからだの部分だからです。"

エペソ人への手紙 5章29~30節

 

"弱い者とみなしごのためにさばき苦しむ者と乏しい者の正しさを認めよ。

弱い者と貧しい者を助け出し悪しき者たちの手から救い出せ。"

詩篇 82篇3~4節

 

"死に渡されるために捕らえられた者を救い出し、殺されようとしてよろめき歩く者を助け出せ。

あなたが「そのことを知らなかった」と言っても、人の心を評価する方は、それを見抜いておられないだろうか。あなたのたましいを見守る方は、それをご存じないだろうか。人の行いに応じて、報いをされないだろうか。"

箴言 24章11~12節

 

"パウロは大声で「自害してはいけない。私たちはみなここにいる」と叫んだ。"

使徒の働き 16章28節

 

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第75問目. 十戒の第六番目ではどんなことが禁止されていますか?

 

答え. 十戒の第六番目では、自分の命や隣人の命を不当に奪うこと、あるいはその傾向にあるものは何でも禁止されています。

 

"主は言われた。「いったい、あなたは何ということをしたのか。声がする。あなたの弟の血が、その大地からわたしに向かって叫んでいる。

今や、あなたはのろわれている。そして、口を開けてあなたの手から弟の血を受けた大地から、あなたは追い出される。"

創世記 4章10~11節

 

"人の血を流す者は、人によって血を流される。神は人を神のかたちとして造ったからである。"

創世記 9章6節

 

"昔の人々に対して、『殺してはならない。人を殺す者はさばきを受けなければならない』と言われていたのを、あなたがたは聞いています。

しかし、わたしはあなたがたに言います。兄弟に対して怒る者は、だれでもさばきを受けなければなりません。兄弟に『ばか者』と言う者は最高法院でさばかれます。『愚か者』と言う者は火の燃えるゲヘナに投げ込まれます。

ですから、祭壇の上にささげ物を献げようとしているときに、兄弟が自分を恨んでいることを思い出したなら、

ささげ物はそこに、祭壇の前に置き、行って、まずあなたの兄弟と仲直りをしなさい。それから戻って、そのささげ物を献げなさい。

あなたを訴える人とは、一緒に行く途中で早く和解しなさい。そうでないと、訴える人はあなたを裁判官に引き渡し、裁判官は下役に引き渡し、あなたは牢に投げ込まれることになります。

まことに、あなたに言います。最後の一コドラントを支払うまで、そこから決して出ることはできません。"

マタイの福音書 5章21~26節

 

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第76問目. 十戒の第七番目は何でしょうか?

 

答え. 十戒の第七番目は「姦淫してはならない」です。

 

"姦淫してはならない。"

出エジプト記 20章14節

 

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第77問目. 十戒の第七番目ではどんなことが求められていますか?

 

答え. 十戒の第七番目では、心、言葉、行動において、自分自身と隣人の純潔を守ることが求められています。

 

"淫らな行いを避けなさい。人が犯す罪はすべて、からだの外のものです。しかし、淫らなことを行う者は、自分のからだに対して罪を犯すのです。"

コリント人への手紙 第一 6章18節

 

"淫らな行いを避けるため、男はそれぞれ自分の妻を持ち、女もそれぞれ自分の夫を持ちなさい。"

コリント人への手紙 第一 7章2節

 

"あなたは若いときの情欲を避け、きよい心で主を呼び求める人たちとともに、義と信仰と愛と平和を追い求めなさい。"

テモテへの手紙 第二 2章22節

 

"しかし、わたしはあなたがたに言います。情欲を抱いて女を見る者はだれでも、心の中ですでに姦淫を犯したのです。"

マタイの福音書 5章28節

 

"夫は、あなたがたの、神を恐れる純粋な生き方を目にするのです。"

ペテロの手紙 第一 3章2節

 

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第78問目. 十戒の第七番目ではどんなことが禁止されていますか?

 

答え. 十戒の第七番目では、みだらな思い、言葉、行動がすべて禁止されています。

 

"しかし、わたしはあなたがたに言います。情欲を抱いて女を見る者はだれでも、心の中ですでに姦淫を犯したのです。

もし右の目があなたをつまずかせるなら、えぐり出して捨てなさい。からだの一部を失っても、全身がゲヘナに投げ込まれないほうがよいのです。

もし右の手があなたをつまずかせるなら、切って捨てなさい。からだの一部を失っても、全身がゲヘナに落ちないほうがよいのです。

また『妻を離縁する者は離縁状を与えよ』と言われていました。

しかし、わたしはあなたがたに言います。だれでも、淫らな行い以外の理由で自分の妻を離縁する者は、妻に姦淫を犯させることになります。また、離縁された女と結婚すれば、姦淫を犯すことになるのです。"

マタイの福音書 5章28~32節

 

"私は自分の目と契約を結んだ。どうしておとめに目を留められるだろうか。"

ヨブ記 31章1節

 

"あなたがたの間では、聖徒にふさわしく、淫らな行いも、どんな汚れも、また貪りも、口にすることさえしてはいけません。

また、わいせつなことや、愚かなおしゃべり、下品な冗談もそうです。これらは、ふさわしくありません。むしろ、口にすべきは感謝のことばです。"

エペソ人への手紙 5章3~4節

 

"遊興や泥酔、淫乱や好色、争いやねたみの生活ではなく、昼らしい、品位のある生き方をしようではありませんか。"

ローマ人への手紙 13章13節

 

"あなたがたのことばが、いつも親切で、塩味の効いたものであるようにしなさい。そうすれば、一人ひとりにどのように答えたらよいかが分かります。"

コロサイ人への手紙 4章6節

 

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第79問目. 十戒の第八番目は何でしょうか?

 

答え. 十戒の第八番目は「盗んではならない」です。

 

"盗んではならない。"

出エジプト記 20章15節

 

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第80問目. 十戒の第八番目ではどんなことが求められていますか?

 

答え. 十戒の第八番目では、私たち自身と他の人の富や財産を正当に得て、そして増やすことが求められています。

 

"あなたの羊の様子をよく知り、群れを心に留めておけ。"

箴言 27章23節

 

"もしあなたの同胞が落ちぶれて、あなたのもとで暮らしが立たなくなったなら、彼をあなたのところに在住している寄留者のように扶養し、あなたのもとで生活できるようにしなさい。"

レビ記 25章35節

 

"必ず彼に与えなさい。また、与えるとき物惜しみをしてはならない。このことのゆえに、あなたの神、主は、あなたのすべての働きと手のわざを祝福してくださるからである。"

申命記 15章10節

 

"口実を設けて、「私はこの女を妻として近づいたが、処女のしるしを見なかった」と言って汚名を着せる場合、"

申命記 22章14節

 

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第81問目. 十戒の第八番目ではどんなことが禁止されていますか?

 

答え. 十戒の第八番目では、私たち自身や隣人の富または財産を不当に妨げることや、その可能性があることはどのようなことでも禁止されています。

 

"もしも親族、特に自分の家族の世話をしない人がいるなら、その人は信仰を否定しているのであって、不信者よりも劣っているのです。"

テモテへの手紙 第一 5章8節

 

"自分の土地を耕す者は食糧に満ち足り、空しいものを追い求める者は貧しさに満ち足りる。"

箴言 28章19節

 

"大酒飲みや、肉を貪り食う者と交わるな。

大酒飲みや、貪り食う者は貧しくなり、惰眠を貪る者はぼろをまとうようになるからだ。"

箴言 23章20~21節

 

"盗みをしている者は、もう盗んではいけません。むしろ、困っている人に分け与えるため、自分の手で正しい仕事をし、労苦して働きなさい。"

エペソ人への手紙 4章28節

 

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第82問目. 十戒の第九番目は何でしょうか?

 

答え. 十戒の第九番目は「あなたの隣人について、偽りの証言をしてはならない」です。

 

"あなたの隣人について、偽りの証言をしてはならない。"

出エジプト記 20章16節

 

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第83問目. 十戒の第九番目ではどんなことが求められていますか?

 

答え. 十戒の第九番目では、人と人との間の真理、また特に証人を立てることにおいて、私たち自身と隣人との名誉を保ち、促進することが求められています。

 

"これがあなたがたのなすべきことだ。あなたがたはそれぞれ隣人に対して真実を語り、真実と平和をもたらす公正さをもって、あなたがたの門の中でさばきを行え。"

ゼカリヤ書 8章16節

 

"すると、パウロは言った。「私はカエサルの法廷に立っているのですから、ここで裁判を受けるのが当然です。閣下もよくご存じのとおり、私はユダヤ人たちに何も悪いことをしていません。"

使徒の働き 25章10節

 

"名声は良い香油にまさり、死ぬ日は生まれる日にまさる。"

伝道者の書 7章1節

 

"デメテリオについては、すべての人たちが、また真理そのものが証ししています。私たちも証しします。私たちの証しが真実であることは、あなたも知っています。"

ヨハネの手紙 第三 1章12節

 

"真実な証人は偽りを言わない。偽りの証人は偽りを吹聴する。"

箴言 14章5節

 

"真実な証人は人のたましいを救う。欺く者は偽りを吹聴する。"

箴言 14章25節

 

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第84問目. 十戒の第九番目ではどんなことが禁止されていますか?

 

答え. 十戒の第九番目では、真理をねじ曲げること、私たち自身や隣人の名誉を傷つけることを禁止しています。

 

"ですから、あなたがたは偽りを捨て、それぞれ隣人に対して真実を語りなさい。私たちは互いに、からだの一部分なのです。"

エペソ人への手紙 4章25節

 

"舌をもって中傷せず友人に悪を行わず隣人へのそしりを口にしない人。"

詩篇 15篇3節

 

"私たちは、自分たちが携わっているこの惜しみないわざについて、だれからも非難されることがないように努めています。

主の御前だけでなく、人々の前でも正しくあるように心がけているのです。"

コリント人への手紙 第二 8章20~21節

 

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第85問目. 十戒の第十番目は何でしょうか?

 

答え. 十戒の第十番目は「あなたの隣人の家を欲してはならない。あなたの隣人の妻、男奴隷、女奴隷、牛、ろば、すべてあなたの隣人のものを欲してはならない」です。

 

"あなたの隣人の家を欲してはならない。あなたの隣人の妻、男奴隷、女奴隷、牛、ろば、すべてあなたの隣人のものを欲してはならない。」"

出エジプト記 20章17節

 

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第86問目. 十戒の第十番目ではどんなことが求められていますか?

 

答え. 十戒の第十番目では、私たち自身の状態に完全に満足し、隣人自身や隣人のものすべてに対して正しく慈愛に満ちた精神を持つことが求められています。

 

"金銭を愛する生活をせずに、今持っているもので満足しなさい。主ご自身が「わたしは決してあなたを見放さず、あなたを見捨てない」と言われたからです。"

ヘブル人への手紙 13章5節

 

"しかし、満ち足りる心を伴う敬虔こそが、大きな利益を得る道です。"

テモテへの手紙 第一 6章6節

 

"喜んでいる者たちとともに喜び、泣いている者たちとともに泣きなさい。"

ローマ人への手紙 12章15節

 

"愛は寛容であり、愛は親切です。また人をねたみません。愛は自慢せず、高慢になりません。

礼儀に反することをせず、自分の利益を求めず、苛立たず、人がした悪を心に留めず、

不正を喜ばずに、真理を喜びます。

すべてを耐え、すべてを信じ、すべてを望み、すべてを忍びます。"

コリント人への手紙 第一 13章4~7節

 

"あなたは復讐してはならない。あなたの民の人々に恨みを抱いてはならない。あなたの隣人を自分自身のように愛しなさい。わたしは主である。"

レビ記 19章18節

 

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第87問目. 十戒の第十番目では、どんなことが禁止されていますか?

 

答え. 十戒の第十番目では、私たち自身の財産に満ち足りないこと、隣人の幸福をねたんだり悲しんだりすること、そして隣人のものに対する過度の感情や愛情を持つことが禁止されています。

 

"また、彼らのうちのある人たちがしたように、不平を言ってはいけません。彼らは滅ぼす者によって滅ぼされました。"

コリント人への手紙 第一 10章10節

 

"兄弟たち。さばかれることがないように、互いに文句を言い合うのはやめなさい。見なさい。さばきを行う方が戸口のところに立っておられます。"

ヤコブの手紙 5章9節

 

"うぬぼれて、互いに挑み合ったり、ねたみ合ったりしないようにしましょう。"

ガラテヤ人への手紙 5章26節

 

"ですから、地にあるからだの部分、すなわち、淫らな行い、汚れ、情欲、悪い欲、そして貪欲を殺してしまいなさい。貪欲は偶像礼拝です。"

コロサイ人への手紙 3章5節