●東京モーターショー2015 総括 | なぜ7年で人は飽きるの?脳機能で磨く「恋愛力」「販売力」

なぜ7年で人は飽きるの?脳機能で磨く「恋愛力」「販売力」

岡田耕一:脳のモードを知れば、仕事も恋愛もうまくいく

東京モーターショー2015へ取材に行ってまいりました。
取材目的は、自動車デザインから大衆感性の傾向を探ることです。






感性トレンドの視点から、現在の潮流を確認し、2~3年の流行や世相などを読むために重要なことです。

画像などには、著作権問題が絡むので自分で撮影したものを使用することが無難なため撮影もしてきます。

気がついた点を順次UPしていきます。

自動車産業は日本の基幹産業と言われます。
そしてネットの世界との融合の形も見えてきました。

自動車メーカーも安穏としていられない時代の到来を表現される方も増えています。
それでも日本や先進工業国の基幹産業であることには変化はないと思います。

特に衝突時の安全性確保する技術は一朝一夕には難しいでしょう。
この点においては、自動車メーカーの先行優位はしばらく続くことになると思われます。

エンジンが電気モーターに変わる時代が到来してもボディーは誰かがつくらなければなりません。
ここは電子産業やWEB産業の参入がつよくなっても、変わらない点です。

自動車メーカーが倒産しても、どこかが、自動車メーカを買い取り、技術継承はされていくことになるでしょう。

さて、今回の東京モーターショーを一言で言うなら、日本の自動車関連メーカーがやっと元気を取り戻してきたといえます。

バブル崩壊に始まり、人件費高騰と戦い、リーマンショックを経験し、震災が追い打ちをかけ、さらにタイでの洪水がさらに追い打ちをかけてきました。

失われた20年の爪あと、その全ての傷が癒えたわけではありません。
ですが、モーターショーにかける経費は、ここ数年と比較したら最も高いものであったと思われます。

これは、プレス公開初日に感じたことです。
リーマン・ショック直後の東京モーターショーは、本当に寂しいものでした。

これが本当にモーターショーなのか?と思うほど人も出展社も人も激減していました。

今回、会場に入り、びっくりしたことは、どこのブースもプレス初日からコンパニオンを立たせていたことです。
おそらくMAX要員だったと思います。

ここは人件費がかかるところなので、出展社のふところ事情が潤っているのだろうと想像出来るところです。

ここ何年かの傾向は、プレス初日のコンパニオンは、いないかいても数名の出展社が多かったのです。
それが今回はプレス初日、どこもコンパニオンがいっぱいだったことには驚きました。





個人的には、

●車のデザインがわかる画像が欲しい
●出版や講演時に撮影した画像を使うので、人が写っていない画像が欲しい

これが写真を撮る目的ですから、コンパニオンはいないほうが都合がいいのです。





様々な苦難が日本の産業界をおそった20年間ですから、固定費を上げる事には恐れがあると思いますが、給与などに反映され、消費が増え、日本経済が活性化することを望みます。

日本国内の景気の反映のみでなく、世界経済の景気状況もみえてきます。
工業に関わる国の景気は東京モーターショーにもあらわれます。

プレス取材に来ている各国の人を見たら、どこの国が好景気なのか、わかります。

数字の裏付けはありませんが、中国や韓国の関係者は、明らかに減少していることを感じました。
イスラム圏の方も減少しているような印象です。
また、ヴェトナムやタイなどの人たちの比率はあがっているように感じます。

EU、USAの人たちは変化を感じません。

変化といえば、1人で動画を撮影し、声を入れている方は明らかに増えています。
デバイスの進化を考えたら、それでも充分なコンテンツになるだろうと思います。

些細なことですが、出展者の方々のマナーは以前よりも悪くなっているように感じます。

休憩所で場所をやたらにとっていたり、公開が始まっているにも関わらず、出展社の方が自社のバイクにまたがって遊んだりしていた姿、ぶつかりそうになってもよけないメーカーの人、寂しいものを感じました。

マスコミは自動運転にフォーカスし、報道をされておりました。
東京オリンピックに向けて自動車産業が、自動運転の技術を確立していくことは、世界での競争力にもつながります。

また、これらの技術が一気にすすむ時期(感性トレンドの視点でインフラ整備がもっともすすむ時期)ですから、楽しみな点ではあります。

燃費の改善やパワーの増大も一気にすすむ時期ですから、自動車産業には追い風になる時代といえます。
車の概念が変わるようなこともあるかもしれません。会社単位では勝ち組負け組は、ありますが、業界としては、大きな変化と進歩の時代と言えるでしょう。