ビジネスでもなんでも今を知るということは、とても大切です。
現状把握ができなければ、なにも手を打つことはできません。
戦略をたてる。
人にアドバイスをする。
なんでもそうです。
例えば、お子さんが、今日一日のことを喋りだしたとします。
ただ楽しかったことを聞いて共感するだけなら、そうだね~よかったね~楽しかったね~で、事はすみます。
でも、友達にいじめられたとか、人間関係が上手くいっていないとか、喧嘩しちゃったってなときに、ただ聞いているだけではすみません。
そこで、なにかを教えるにしても対応を教えるにしても、その問題が、なぜおこり、今、どういう状況なのか?
これを知らなければ、なにもできません。
子供は自分が主人公なので、客観的に話すことが苦手です。
登場人物が何人いて、誰が何を言ったのか?行動したのか?そして、それらは、何を原因としてそうしたのかが、わからなければ、諭すことも教えることもできません。
そして、それらが起きた順番も知らなければ、事実関係がはっきりとしてこないでしょう。
宏くんが最初に陸くんのおもちゃをとりあげて、喧嘩になった。
ここまでだと宏くんが悪いことになります。
しかし
そもそそもそのおもちゃは陸くんのものでなく、宏くんのお兄ちゃんの圭太くんのものを陸くんがだまって持ってきたものだった。
となると陸くんが悪いとなります。
今、現代の社会は複雑でいろいろな経済問題が政治問題が起きています。
これらを正確に把握するには、物事が起きた順番を知る必要があります。
現代は、歴史の延長上にあるのです。
学校で学ぶ歴史が大切なのでなく、過去に何があり、それが今にどのように影響しているのかを知ることが大切だということです。
それが、一番のベースになり、現状の細かな事実を知っていかねば、宏くんが悪いと勘違いすることと同様のことが大人でもありうるということです。
事実の把握は大切です。
そして正確に把握するには、その背景となる歴史を知る必要があるってことです。