中国P校/冬の大十字 | 神奈総@星部のブログ

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神奈川総合高校天文部(通称:星部)のブログです。

お久しぶりです。特に誰得でもない記事を連ねる星部ブログが帰ってきました。


今日を入れてあと2日で4月ですよ。早いですね。最後の更新から3ヶ月半色々ありました。えぇ、ありました。


まずなんといっても20期!入学試験を合格された未来の神奈総生の神奈総生のみなさん、おめでとうございます。もう時間割も組み終わったことでしょう。4月からの神奈総生活を心待ちにしていることと思います。始めのうちは、時間割アプリやスケジュール管理アプリ、手帳をお使いになることを勝手にオススメしておこうと思います。


そして卒業年次の皆様、ご卒業おめでとうございます。星部の卒業年次の先輩方には翔鴎祭にて大変お世話になりました。仕事をしない、使いものにならない19期ばかりで申し訳なかったです。本当にありがとうざいました。


そして在校生にとって大きなイベントは(テスト)時間割、環境シンポジウム、そしてP校ではないでしょうか。


中の人、今年中国P校参加したのですがね。みなさんご存知の通り北京周辺は空気があまりよくないと。もっともこの時期は風が強くて日本で多く報道されているような、まるで煙の中を歩いているような日は1日もなく。到着日前日に雨が振ったことも関係してそこそこの汚染度でした。生活に不自由もなく、日本でもこういう日のことも報道してほしいなあ、なんて思ったり。


でも、やっぱり日本のほうが空気が綺麗だな、と実感したのは、夜空を見上げた時です。星がね、木星とシリウスしか見えないのですよ。しかも5日目にはシリウスすら怪しく。シリウスは全天の星座を作る恒星の中で最も明るい星ですから、いかに星が見づらかったのかご想像いただけるかと。日本では街中でももっと星が見える。と言ったら中国のホストの子に羨ましがられました。空気が綺麗で羨ましい、と。


そうだ、その時話したのですが、中国(その子は天津の子です)で一番明るい星といえば北極星ですよーと。実際は北極星とシリウスではシリウスの方が明るいです。しかし、中国の星座では北極星は1番偉い星だとされていますから、そのあたりが関係しているのかな、などと思ってみたり。(天帝(織姫のお父さん)は北極星です)


他色々ありましたが、楽しかったです中国P校!


話題変わりまして、冬の大十字。ん?冬の大十字なんて聞いたこと無い?そりゃ私が勝手にそう呼んでるだけですから。


今の季節8時頃、真南と西のちょうど間くらいにある4つの星が大きな十字に見えるんです。だから勝手に大十字と呼んでいます。


大十字を構成しているのは、冬の大三角形(プロキオン、ベテルギウス、シリウス)そして、木星です。木星は恒星とはまったく違う軌道で動いていますから、来年はこの季節、この位置にいません。つまり今年しか見れないです。(正確には12年後に見ることが出来るようです)


見つけるのは簡単!街中でもいけるやもしれません。まず日が暮れて空が暗くなったら、南から西にかけての高い空をざーっとみて、むっちゃ明るい、なんとなーくオレンジっぽい星を探します。これ木星。


次に、オリオン座を見つけます、木星の右下あたりにいるやつです。砂時計みたいな形の、真ん中に星が3つ並んでる星座ですね。その星座の4つのかどっちょの星のうち左上の赤いような気がしないでもない星がベテルギウス。


オリオン座の3つの星をそのまま左下に伸ばしていくとやたら白い、そして明るい星に出会います。彼がシリウスです。


これで3つ見つかりますからあとはカンで、この辺に4つめありそうwwwって探します。だいたい見つかります。彼がプロキオンでございます。


はい、以上が大十字の見つけ方です。木星もオリオンも見つけやすいですから、十字を作るのは簡単です。シリウスは1度見つけると、次回からオリオンから辿らなくても見ただけであれがシリウスだ!ってわかるようになります。


だいぶ暖かくなりましたが夜星を見る時は1枚羽織ってくださいね!