お盆の土曜日
終戦記念日
片岡 愛之助さんの楽しいお芝居
井上ひさし作
もとの黙阿弥
新橋演舞場に
行って参りました～
文明開花、鹿鳴館の頃のお話
そろそろ女人の地位の向上などという
ワードが出てきた頃らしい
男爵家の河辺 隆次(愛之助さん)と
豪商の令嬢 お琴(貫地谷しほりさん)が
親の決めた縁談に反発して
それぞれの使用人を 身替わりにして
お見合いに臨むことから始まる大騒ぎ
身替わり になるのが
書生の久松(大衆演劇の早乙女 太一さん)
女中のお繁(元宝塚トップの真飛 聖さん)
豪華なキャストです
場内が暗くなり
もとの黙阿弥 の文字が浮かび上がり
開幕です
黙阿弥の新作まがいの芝居を演って
興業停止の処分中の
大和座の芝居小屋
今は 西洋舞踊
から礼儀作法
から礼儀作法ありとあらゆる お稽古ごとを教える
『よろず稽古指南所 』を開いて
食いつないでいる有様
古びた芝居小屋の
舞台や舞台裏
様々な道具や雑多な物が溢れて
細部に渡って リアルなつくり
楽しい～
この舞台装置 ずっと観ていたいほど
座頭の坂東飛鶴(波乃久里子さん)
着物の胸元に手ぬぐいを 挟んで
ヤレヤレ
といった表情で
といった表情でプカーと煙草を ふかしながら
時事新報をバサバサ読んでる
久里子さんの こういう雰囲気
いいなぁ～最高です
書生の早乙女 太一さん
突風のように登場
勢いがあって 華があります
お初にお目にかかりましたが素敵です
そして 愛之助さん
クラシックな自転車をこいで
飄々と 花道からお出まし
愛之助さん もうそれだけで
とっても 面白い
その表情だけで
貫地谷しほりさん
昔スウィングガールス
に出てらして
に出てらして可愛らしかったけれど
今も素敵
今も素敵愛之助さんと よく息が合ってました
お互い庶民のフリをして
川でイナゴを…などと
トンチンカンな会話をして
屋台の付焼屋(パン
に醤油や味噌を塗ったものらしい)のオジさんがコケまくったり…
に醤油や味噌を塗ったものらしい)のオジさんがコケまくったり…劇中劇の わざと下手くそな
歌舞伎の場面
お茶碗やシャモジを使った
おマンマの立廻り…
面白かった～
女中のお繁の真飛 聖さんは
宝塚時代を存じ上げませんが、
ひょうきんな演技で熱演
とても美しい方でした
早乙女 太一さんと歌って踊って
劇中劇のオペレッタでは
見せ場たっぷり
大いに盛り上がって
これで めでたし
かと思ったら…
かと思ったら…最後は 意表を突かれて
ちょっぴり悲しい…
よいお芝居
観せていただきました