七月大歌舞伎  昼の部

一般発売日前に売切れだった昼の部
17日に ありがたく ありがたく
行って参りました~ビックリマーク


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" いやさ、お富 久しぶりだなァ "

玉三郎さまのお富
海老蔵さんの与三郎

この有名なセリフの前は
満員の客席が シーンとなりました



与話情浮名横櫛 
                      よわなさけ うきなのよこぐし

〈序幕  木更津海岸 見染の場〉

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幕が開くと
木更津の浜辺が 夏らしい風情 波晴れ
青い海が広がり 白波 松の木 浜の茶店


浜見物に来た
地元の親分さんのお妾 お富さん
色っぽくて 本当に美しい~
空気が ほわーっと変わります


訳あって 江戸での放埓三昧の結果
木更津の親戚に預けられている与三郎

もともと育ちが良いので  ちよっと頼りなげなのですが、鼻筋が通って なんて綺麗な お顔~


こんなに お顔の美しい人って実在するのね…と単眼鏡で 必死に見つめていた乙女心な私でした
(…乙女3人分です)



与三郎に手紙を届けて意見する、
鳶頭 金五郎 (九團次さん)は

先月はABKAI黒オニさんだったので 
お顔がよくわかりませんでしたが、
粋でイナセで とっても いい男ビックリマーク
素敵でした


そんな素敵な
海老蔵さんと九團次さんが

客席に降りて、お喋りしながら
一巡りする 演出があって

上の席にも 何やら楽しそうな客席の笑い声が聞こえてきました耳音譜

なにを言ってるのかなはてなマークはてなマークはてなマーク
一階席の皆さん、いいなぁーーあせる


でも最後に 海老蔵さんが階上の席を見上げながら、

"あぁ、上にも たくさん人が…"

ナヨナヨした調子で言ってくれたのが救いでした



お富与三郎 
木更津の浜辺で運命の出逢いキラキラ

偶然に肩が触れ合って 会釈しあって
今度は 手と手が触れ合って…

お互い 一目惚れする瞬間恋の矢

もう相手から目が離れなくなってます

美しい二人の美しい場面


" いい景色だねぇ~" (=与三郎のこと)

振り返り 振り返り花道から引っ込む
玉さまの艶っぽいことといったら…


与三郎も すっかり心奪われて
羽織がスルリと肩から落ちても
気づきません

その様子を見た 鳶頭 金五郎
んんはてなマークははーん、惚れちまったね!!
という無言のお芝居がよかったです


それから、与三郎に連れられて
浜辺に来た 丁稚(でっち)の子役さんが

いつも海老蔵さんのブログで見かけて
可愛いなぁと思っていた
鈴木 巧夢くん でしたクマ

"へーい、行ってまいります" という
セリフ、とても良いお声でしたよ合格

海老蔵さんが
 " 行っといで " と
鈴木くんの方を 優しく見やりながら
声をかけていたのが印象的でした



以上、"惚れちまったね" というところで、序幕の〈見染め〉は終わりです

この後 二人はいい仲になるのですが
お富さんの親分さんにバレてしまいます

与三郎は全身切り刻まれて海に投げ込まれ、お富さんも海に身を投げました


お互い死んだと思っていたのですが
二人は別々の場所で生きていました

そして二幕目、歌でも有名な
♪死んだはずだよ、お富さん~♪ 
の場面へ繋がっていきます

つづくニコニコ