新橋演舞場にて
公演中の
阿弖流為 (アテルイ) の
熱い舞台の様子が 連日
皆様のブログにアップされています
北の地に住む蝦夷(えみし)の長
阿弖流為を市川染五郎さん
蝦夷征討軍の大将
坂上田村麻呂を中村勘九郎さんが熱演
歴史上の人物
坂上 田村麻呂(さかのうえ たむらまろ)は
戦いの為、蝦夷の地への途上
各地に伝説を残したようです
それだけ
勇ましく立派で 人々の心に残る
勇者 だったのでしょうね
埼玉県の 私の住む地域にも
都から来た偉い将軍さま=田村麻呂が
恐ろしい悪龍を退治したという
伝説が 残っています
地元の小学校の校歌の冒頭にも
このエピソードが織り込まれ
将軍さま を知らない人はいません
伝説によると・・・
旧暦の６月１日 (今日です)
坂上 田村麻呂と家来たちは
東(東北)の国を平定しに行く途中
立ち寄った村で
村人たちに悪龍退治を頼まれました
真夏だというのに
悪龍の仕業で
山には大雪が積もっています
観音様へ祈りを込めて
山を見つめていると
一カ所だけ
雪が解けているところがあります
そこを 目がけて
矢を放つと
忽然と 悪龍が姿を現しました
死闘の末、田村麻呂は
悪龍の首を討ち取ることに成功
村人たちは大喜び
田村麻呂と家来たちに感謝して
まんじゅう を作って
労をねぎらいました
その 坂上 田村麻呂が
食べたであろう まんじゅうが
ジャジャーーン
これです
これです
うちのお義母さん作
昨日、今シーズン初めて
作ってくれました
これは「すまんじゅう」といって
各家に伝わる秘伝の「 " す " の素」を
使って作ります
" す " というのは「酢」ではなくて
もち米のお粥と麹で作った
イーストのようなものです
暑い この時期にしか作れない
私の嫁ぎ先の地域の名物料理
私も 以前
教わりながら一度 作りましたが…
蒸しているうちに
表面が破裂してしまって大失敗
まだまだ修行が必要です
残念ながら、今回 私は
新橋演舞場に行く予定がないので
すまんじゅうを食べながら
カッコいい勘九郎さんに
思いを馳せることにいたしましょう
そういえば…
昨日の夜の部を観劇した友人が
カメラがいっぱい入っていた
と言っていたので
少し待てば どこかで
迫力ある舞台の興奮を
味わえるかもしれませんね
