今日は 午後から
ずっと雨降りでした
そろそろ
スカッと晴れた空が恋しいですねえ
私は 歌舞伎が観たくて
スカパーの『衛星劇場』というチャンネルを いつも 楽しんでいますが…
歌舞伎以外にも
ちょっと昔の日本映画なども
観ることができます
かの有名な
フーテンの " 寅さん " シリーズ
今まで
ちゃんと観たことがなかったのですが
衛星劇場 で よく やっているので
なんとなく観てみたら
面白くてハマりました
歌舞伎の世話物 (人情話)が
お好きな方は、
たぶん お気に召すのでは
ないかなぁと思います
ストーリーもテンポよく
昭和の普通の人々の暮らしぶりが
よく映しだされていて
とても懐かしさを感じます
意図的なのかは不明ですが、
セリフだけではなく
当時の生活の中で聞こえてくる音、
車の音や電車の音などもバックに聞こえてきて、とても興味深いです
葛飾柴又の帝釈天
寅さんの実家のお団子屋さんの
家の中の様子に
私は 目を奪われてしまいました
昔 我が家にも あんな感じの柄の
" 魔法瓶 " あったわ～
とか…
近所の公園にお出掛けする時に
おいちゃん が 大きくて重たそうな
水筒を肩から斜めに下げていたり…
画面の隅々まで
懐かしい物たち で いっぱいです
昨日は、録画しておいた
シリーズ中 一番の人気
第25作
「男はつらいよ 寅次郎 ハイビスカスの花」(1980年/昭和55年) を観ました
浅丘ルリ子さん演じるリリーの可憐さ
キラキラとして
本当に魅力的です
本当に魅力的です沖縄で病気になったリリーの所へ
苦手な飛行機に乗って
ヘロヘロになりながらも
駆けつける 寅さんの優しさや
孤独なリリーにかける
言葉のあたたかさにホロっとしました
好きあっているのに
結ばれることはないと
お互いわかっている切なさ…
そのあたりの 二人の演技が 本当に
素晴らしくて胸に迫りました
ちょうど、今月は
日経新聞の「私の履歴書」が
浅丘ルリ子さん なので
これから、寅さん出演時の
エピソードが 読めるのではないかと
楽しみにしています
浅丘ルリ子さんは 満州のお生まれで
お父様は高級官吏
使用人が何人もいるような暮らしから一変、戦後はバンコクの収容所暮らし
たいそう苦労されたとのことです
引き揚げ後も 貧乏生活
麦飯ばかりのお弁当が恥ずかしくて
フタで隠しながら食べたとか…
神田で育ち
"きっぷが良くて飾らない姉御肌"
…と ご自身のことを語られていますが
それはリリーとピッタリ重なります
ちなみに、寅さんの映画は
衛星劇場の他に
毎週土曜日、BSジャパンでも
観られます
＊今回リリーさんを観たのはBSジャパンの放送分です
＊衛星劇場での放送は来月あります！
ハイビスカスじゃないけれど……名前わからず
葉っぱの模様が何種類かありました
後日判明→→→「コリウス」さん でした！