松竹創業120周年
二月大歌舞伎  夜の部

歌舞伎座に行って参りました~ビックリマーク

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一、一谷嫩軍記
                   いちのたにふたばぐんき
                         陣門・組打

埼玉県熊谷市出身の武将
熊谷次郎直実(くまがいじろうなおざね)のお話です


JR熊谷(くまがや)駅前には馬にまたがった直実公のブロンズ像があります


息子が小学生時代のさいたま郷土かるたにも直実公は登場していました


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この読み札は小学生の作品ですが
この五七五に全てが語られていますね



有名な一ノ谷の戦いで、自分の息子と同じ年頃(16才位)の平敦盛(たいらのあつもり)を涙をのんで討ち取りました

この出来事が歌舞伎になったとき、
直実が討ったのは、実は敦盛の身代わりとなった直実の息子・小次郎であったという筋書きになっています


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熊谷直実は 直情型爆弾気性の激しい武将だったということですが、その分 情も厚かったのではないでしょうか

中村吉右衛門さんが 忠義の為に実の息子の首を切らなければならない直実の苦悩を狂おしく激しく演じきりました


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白馬に乗って登場する敦盛=小次郎
尾上菊之助さんの なんと繊細で麗しいこと
絵巻物から抜け出してきたような凛々しい若武者


背中につけた弓矢よけの母衣(ほろ)が
風をはらんで赤く長く たなびきます


この後の運命を考えると切なくてしょぼん
こんな美しい人が死んではダメビックリマークと言いたくなりました…



須磨の浦の戦場波
舞台いっぱいに広がった青い海の中で

黒い馬に乗った直実と白い馬に乗った敦盛=小次郎の死闘メラメラが繰り広げられます



波波波波波波波波波波波馬波波



限られた空間で遠近感を表す演出として、遠くに見せたい場面では、子役さん二人がミニ直実&ミニ敦盛=小次郎を演じ、

それぞれ小さい馬馬に乗って沖の方に登場するので、観客が ホォ~~目ビックリマークと身を乗り出す雰囲気で とても盛り上がりました

本当に面白い演出で楽しかったですラブラブ




波波波馬波波波波波波波波波波




この「陣門・組打」の段に続く有名な「熊谷陣屋」を以前テレビで観た時に

いくら忠義の為とはいえ 自分の子の首をはねる お話はイヤだなぁ…という感想しか持てませんでしたがガーン

次回「熊谷陣屋」を拝見する時は、違う感想が持てると思うので楽しみです合格合格



歌舞伎は 私のように歴史に詳しくない人でも楽しめますが音譜
観劇のたびに、ほんの少しずつですが知識が増えて面白味が増してくるようですニコニコ


こんど JR熊谷駅に行って直実公のブロンズ像を拝んで来たいと思いますラブラブ!ビックリマーク