11月とは思えない暖かな文化の日
一、鶴屋南北作 御存 鈴ヶ森
吉例 顔見世大歌舞伎
初世 松本白鸚 三十三回忌追善
夜の部 行って参りました～
ごぞんじ すずがもり
これは、どうしても今春の俳優祭での
爆笑編の印象が強くて、頭の中で重ねながら観てしまいました
爆笑編の印象が強くて、頭の中で重ねながら観てしまいました飛脚早助が雲助達に取り囲まれて、身ぐるみはがされると…どうなるのかな？なんて・・・(無論セクシー系ではなく普通の襦袢でした)
)だんまりで雲助たちが、白いお顔が麗しい菊之助さん演じる白井権八にお尻を切られて真っ赤な断面が痛々しくも可笑しかったり・・・
片足を切られてヒャーとなって 宙に浮いた切られた足と一緒にケンケンで引っ込んだり・・・
もともと、こんなおかしみ溢れるお芝居なんですねあっという間の４０分
あっという間の４０分
毎日ではありませんが、開演前や休憩時間のロビーには、ごひいき筋へのご挨拶の為に 今回出演の役者さんの奥様方が勢ぞろい
もう、本当に皆様 控え目ながらも美しい輝きを持ってらっしゃる方ばかり
特に染五郎さんのお母様の笑顔は神々しいほどでした
二、歌舞伎十八番の内 勧進帳かんじんちょう
染五郎さん 念願の弁慶…
いつもキリリとした印象の幸四郎さんが、息子・染五郎さんが弁慶を演じることは
"お父さん(ご自分)の夢でもあった"
と優し～いお声で語られたテレビの映像が頭をよぎり…
染五郎さん、そして ご家族は今どんな お気持ちなのだろう…
そんな事ばかり考えてシミジミしすぎてしまいました
客席から湧き上がる
大きな大きな熱い拍手に迎えられて、
染五郎弁慶、これから毎日毎日変化してゆくような気がします
魂の燃える熱演
素晴らしかったです
もう一度 後半戦で観てみたい
三、義経千本桜 すし屋
菊五郎さんの いがみの権太
勘当されているダメダメ息子です
最初は冷たい権太の母ですが、ついついお金を渡す事になってしまい 家庭内金庫破りまでさせて「器用な子だねえ～」
菊五郎さん、若々しくて いいお声
権太なりに頑張ったのですが…悲しい結末に…
今回、「すし屋」のお話を忘れてしまっていて、あれれ
な部分もあったのですが…
な部分もあったのですが…後で筋書きを読んで、あ～そうだったのね～などと余韻を楽しむこともできます
私のように、いつまでたっても歌舞伎ストーリーを深く理解できなくても、歌舞伎はとっても楽しいものです
…ということで、玉三郎さま、海老蔵さん愛之助さん松也さんはじめ豪華な顔ぶれの
十二月大歌舞伎のチケットはもうすぐ発売です
この機会に、是非お見逃しなく
