秀山祭の「秀山」とは
初代 中村吉右衛門さんの俳名
ということで
今月は吉右衛門さん祭りです
初日開いて二日目 昼の部に
行って参りました
今日は「徹子の部屋」にご出演
楽しくお話されていましたね~
隅田川続俤 すみだがわごにちのおもかげ
法界坊ほうかいぼう
浄瑠璃 双面水照月
ふたおもてみずにてるつき
「法界坊」
好色で欲深い悪党だけれど
憎めないお坊さんの話です
あの素敵な吉右衛門さまが
みすぼらしい身なりでニマ~
頭には巨大な十円ハゲが…
筋書きには吉右衛門さんのお話
「男にはどなたでも、
助平(すけべい)根性がございます…」
知的な魅力の吉右衛門さんが
"助平" などというお言葉を
衝撃的でもあり
カッコいいとも感じました~
大きな意味での "助平" ですね
その "助平" 根性のおかげで
法界坊さん、
悪いこと色々やってくれます
事前に
あらすじをよく読んだのですが、
理解力不足の私には
ちょっと ややこしい所がありました
でも多少わからなくても
とっても面白かったです
舞台上の仁左衛門さんが
"法界坊、こらー "
という感じで腕を振り上げたまま
ストップモーション
法界坊は花道に逃げてきて
"あ、あの人まだ睨んでるよ "
から始まって
ニザさまに関してあーだこーだと
アドリブ的な楽しいおしゃべり
ニザさま、
笑いをこらえるの
大変かもしれませんね
続いての
「双面水照月」
桜満開 美しい景色の
隅田川の渡しを舞台にした舞踊です
吉右衛門さん 女方で登場
妖しくて綺麗
でもちょっと怖い…
なぜならば
殺された法界坊と野分姫の合体霊
なのです
"合体霊" って
初めて聞きました
歌舞伎では よくあるのでしょうか
その二人の霊を見事に
演じ分けて
恐ろしくも美しい お顔で 幕
ますます円熟の吉右衛門さん
秀山祭九月大歌舞伎に
皆さま ぜひぜひお運び下さい