泉 鏡花 作
戌井 市郎 演出
坂東 玉三郎 演出
天守物語 てんしゅものがたり
小川 富美夫 美術
池田 智哉 照明
玉三郎さまを拝見するのは四度目
過去三回は舞踊だったので
本格的なお芝居は初めてです
いや~~~
あらためて
玉三郎さまの美しさに
酔いしれました
ほんとにほんとーに
お美しい
もうそれしか言えません・・・
海老蔵さん演じる
鷹匠 姫川図書之助
若々しく初々しい
美しすぎる二人
幻想的な音楽が
耳に残ります
玉三郎さまが演じる富姫と
侍女たちが住む
白鷺城の天守
そこは異界なのですが、
それはそれは優美な世界です
糸を下界に吊るして
野の花を釣っていたり・・・
富姫のお友達の亀姫の
お土産が生首だったり・・・
亀姫へのお返しに
兜を用意していた富姫でしたが、
討ち死にした人のじゃないから
価値がないのですと謙遜したり・・
このへんの魔界のマダム(姫だけど)二人のやりとり
妖しくも微笑ましくて麗しい・・・
お友達にとっても素晴らしいお土産頂いてしまって
嬉しいけど、どうしましょう~というのあるあるデス
・・・生首を楽しむ天守の皆さん
優美ですよね~‼
舞台の奥がスクリーンになっていて
映像が流れたり
音楽もいつもと違う雰囲気
私はこのような演出は初めてで
はあ~こういう歌舞伎もあるんだ~
と、かなり驚きました
新鮮でした
全体的に
照明を落とした暗い演出ですので
図書之助が大コウモリに
燈(あかり)を消される場面や
天守での
中車さん演じる小田原修理たちの
富姫と図書之助を追い詰める
立ち廻りの場面
二階の最後列だったせいか
(お気に入りの席なんですが)
お顔の確認が残念ながら
難しかったです・・・
暗めのお芝居は前がよろしいかも
驚いたといえば
最後のカーテンコール
二回ありました
普通、
歌舞伎はカーテンコールないですよ
拍手喝采
盛り上がりました~
それから・・・
海老蔵さんラブな
尾木ママこと 尾木直樹先生
素敵なお着物姿
お見かけしました
とても楽しまれたみたいですね~
声をかけられて
ニッコリピースサインで
ツーショットに応じてらしたり、
優しさ溢れるお人柄
あいにくのお天気の七夕でしたが
素敵な夜になりました
追伸
今回はほぼ満席
4時ちょっと過ぎに行ったら
辨松さんのお弁当15分待ち
歌舞伎座内のお弁当も売り切れ
(でも二回目の休憩には補充されました)