映画「小さいおうち」の黒木華さんが、最優秀女優賞にあたる銀熊賞を受賞した ベルリン国際映画祭。
山田洋次監督が嬉しそうに拍手なさっているお顔が印象的でした。

山田洋次監督といえば、昨年11月に新橋演舞場で上演された「さらば八月の大地」が記憶に新しいと思います。



山田監督が演出、襲名後初の現代劇出演となった勘九郎さん、スペイン語とフラメンコがお上手な今井翼さん、元宝塚の可憐で美しい壇れいさん らの出演の舞台です。

思いがけず、もともと購入したチケットとは別の日の貸切公演のチケットも手に入ることになり、計二回観劇しました。

貸切公演の時、山田監督も観劇にいらしていて ロビーでお見かけしました。
杖をお持ちでしたが スラリとお背が高く、威厳のある風貌でした。

貸切公演は、一般の日より 見たところ年齢層が高く、想像ですが、歌舞伎の舞台を普段から観ていらっしゃる方が多いように感じました。

というのは、 お芝居の途中の拍手のタイミングが歌舞伎の時と同じだったからです。

戦時中の満州の撮影所で、今はこんな状況だけれど いつか思いっきり大好きな映画を作るんだ!と誓い合う若者たち。
そんな場面が何箇所がありましたが・・・

貸切公演の時は拍手喝采。
一般公演の時は芝居の最中は拍手なし。

その違い、面白いなと思いました。