坂田藤十郎さんと同い年の母と

新年明けて早二週間、幸運にも浅草・新橋演舞場・歌舞伎座と 既に三回の歌舞伎観劇の機会を持つことができました。

私の観劇パートナーは専ら母なのですが、先日は なかなかのハードスケジュール。
新橋演舞場の「壽三升景清」と歌舞伎座の「壽初春大歌舞伎」(夜の部) を同じ日に観たのです。

歌舞伎座新開場とともに始まった母と私の歌舞伎ライフですが、
それ以前は足が弱って とても外出など考えられなかった母なのに、歌舞伎座へ "楽しいお出掛け" をするようになって 俄然元気になってしまいました！

歌舞伎座まえの横断歩道を渡るのは青信号ギリギリでしたが・・(;^_^A


『仮名手本忠臣蔵』九段目の「山科閑居」、真っ赤な衣装で戸無瀬を演じる人間国宝・坂田藤十郎さん。
前の方の席だったので、しんしんと雪の降り積もる庭で 冷たそうに柄杓を手にする所作など深い思いの溢れる演技に心うたれました。

帰途、迎えに来てくれた主人の車の中で、
藤十郎さん同い年なんだね～凄いねぇ！とますます元気な母でした！