※あくまで個人の主観です。
私から見える、海ちゃんと紫耀くんについて。
甘えんぼの末っ子。寂しがりのウサギ体質。
最初に持った印象は、きっととても一般的なもの。
そして紫耀くんを兄と慕い、人生の参考書といって憚らない、お兄ちゃん大好き、根っからのブラコン。
そんな海ちゃんをいつだって守って、時にからかって、優しく笑いかける紫耀くんのまなざしが、私は大好き。
じいまご、れんかい、じぐかい。色んな言葉があるけれど。
それより何より、私は断トツでしょうかいが大好き。
そしてあの甘えん坊の大好きベクトルは、いつだって紫耀くんに対してが一番太く、一番まっすぐに向いていると思ってた。
いや何なら、ベクトル、という言葉では足りない。もう磁力と言っていいほどの。
甘えたい人と、甘やかしたい人。
とても幸せな相思相愛に見えた。
だから3人が脱退、って発表を聴いたとき、え、海ちゃん紫耀くんと離れちゃうの?!って、真っ先に思った。
きっと、駄々を捏ねたと思う。
泣いて、わめいて、ひっくり返って、やだ、やだって言い続けたんじゃないかなって思う。
脱退会見見ても、海ちゃんが一番泣きそうだった。あの場に至ってもなお、感情を整理しきれていないように見えた。
3人がいなくなるって知ってるよ。廉と二人でやるって決めたよ。
でも、でも。
やっぱりいやだよ。
言ったら本当になっちゃうよ。
そう思ってると、感じた。
ただ紫耀くんは、海ちゃんには残って欲しかったと思うんだよね。
ここから先は、自分でも守り切れるか分からないから。
きっと自分が行く道よりも、煮え湯を飲む思いをしてでも、させてでも、残った方が安全だろうから。
そして何より、海ちゃんのポテンシャルを信じてるから。
私は、2人になったキンプリを(したくないけど)想像したとき、大化けするとしたら海ちゃんだと思ってる。
ダンスのすごさは世間も知るところになったけど、本来持っているポテンシャルはまだまだこんなもんじゃないって思う。
あの、時に自分を制御出来なくなるくらいの感受性の豊かさ。
海ちゃんがほんの小さな子どもだったころは、それは守ってあげなきゃいけないものだった。
いらないはずのところで傷ついて、落ち込んでしまうような繊細さ。もっと言えば自分で自分の心を押しつぶしてしまう危なっかしさがあった、と思うんだよね。
でも最近になって、自分で振り付けをしたり俳優としての仕事が増えたり、その感受性を存分に生かして、表現する場が増えて来た。
そしてその表現を認めてもらい、さらに経験を積んでいくことが自信になって、だんだんと守らなくても大丈夫だと思える存在に育ってきた。
大切に大切に守って、育ててきた来た海ちゃんが、打って出る時が来た。
海ちゃんの本気は、ポテンシャルが発揮されるのは、まさにここから。
そう感じていたと思ってる。
その場合、あの事務所に所属していることは大きなメリットになるよね。
だって力があるもん。
そして絶対的に、残った人として守ってもらえるもん。
表現者としての海ちゃんを、ようやく綻んできたつぼみを、タイミングを外すことなく咲かせてくれるだろうなって思う(…えーと。事務所を信頼しているという意味ではなく、あの事務所はそう振る舞うだろう、という意味です分かって)。
だから紫耀くんは、海ちゃんには残って欲しかった。
突き放して置いていく、なんてことでは決してなく、ただただ、海ちゃんの表現を守るために。
兄と慕ってくれた大切な海ちゃんと、弟と思っていた大好きな海ちゃんと離れるのは、紫耀くんにとってもとてもキツい決断だったと思うけど、それでも。
海ちゃんを、一人の表現者として信頼している。
その形がこれだったんじゃないかな。だから、手を離すんじゃないかなって、思ってる。
で、海ちゃんは、「お前なら出来る。信じてる」っていうエールに、応えたんじゃないかな。応えるしかなかったのかもしれないけど、それでも。
神くんがどこかで、ライブの演出は本来海人の方が向いてる。けど海人は優しすぎるから、みんながアイディアを出したら全部取り入れようと頑張っちゃう。みたいなこと言ってたよね。
去っていく兄たちの思いも、残る廉くんの思いも、全部全部、受け止めて、受け入れていくんだな、って思った。
ただ私としては、うまくガス抜きをしながら仕事をしていかないと壊れてしまう危うさを、海ちゃんにはまだ感じる。廉くんだってまだまだ自分のことで必死で、海ちゃんの不安定さを受け止めきれる余力なんてどこにもない。
今まで5人でしてきた仕事に2人で行って、どこか腫れ物のように見られることに。
最近、どう?なんて単純な言葉一つにも。
きっと神経をとがらせて、疲れてしまうんじゃないかな。
だってあんなに居心地のいい、大好きな大好きなキンプリだよ?
誰より5人でいたかったのは、きっと海ちゃんだよ?
だから、ティアラにも事務所にも、誰にも見えないところで全然いいから。
たまにはこっそり、兄たちが甘やかせて、休ませてあげて欲しいなって思う。
それは廉くんも一緒だけどね。
でもほら、廉くんは意地っ張りだからさ。
そこは最強の甘えん坊・海ちゃんを発動して「ほら廉、行くよ」って強引に兄たちのところに引っ張ってって。
そんで岸くんが「廉ー!!」ってわしゃわしゃして。廉くんが照れから逆ギレして。
紫耀くんがそれ見てあひゃあひゃ笑って。
神くんが「ったく、強がってんじゃないの」って、弟2人の肩抱いてたりしてたら、もう、泣く。
海ちゃん、あの意地っ張りくんのことも、よろしくお願いします。
そしていつか、海ちゃんが一人の表現者として、認められる存在として、確固たる地位を確立したときに。
えっへん!って顔で「どう?そろそろまた一緒に活動してあげてもいいよ?」なんて言って。
「生意気なこと言ってんなよ」なんて、もっともっと大きくなった兄たちに小突かれて。
それで「れんー!」って海ちゃんが廉くんの背中に隠れて。それを紫耀くんが追っ掛け回して。
廉くんが、手をバンバン叩いて猫ひげで大笑いしながら「しゃあないなあ、じゃあ俺も合流したるわ」って。
そして5人がまた一緒になれたら、どんなにいいか。
…まあここだけは、本当に、私の願望でしかないのですが。
そんな夢を見るくらい、いいよね。
そう思ってます。