近所のお医者さんが書いてくれました紹介状の宛先は「警察病院」です。

なんか、ものものしいんですが、一番交通の便がよかったのでそこにしてもらったんです。


まず、内科に行きました。女医さんでした。

まあ、触疹だけですから、所見はだいたい同じです。

肝臓が腫れていて、胃に水が溜まってるかも知れませんとのことです。

それが原因で足にむくみが出たかどうかは、もう少し詳しく調べないと解りませんので、消化器科の先生に診てもらいましょうって言われました。

では、今日は採血だけしてお帰りくださいってんです。


ちょっと待ってくださいよ!

今日の予約を入れる時にですね、食事とか気をつけることはありますか?

って訊いたら、診察だけですのですので特にありませんって言ったんですよ、電話に出た人が。

で、午後の予約だったんで昼食ん時に少しお酒を飲んじゃったんです。


大丈夫かな。ま、いっか。

ありの~ままの~自分を診てもらえるか。


その日はまた利尿剤を出してもらいまして、帰りました。

次の予約は一週間後です。

その頃になると足のむくみはほとんど取れてましたが、とりあえず血液検査の方も気になりますから、予定通り予約時間の10:30に行きましたよ。


そしたら2時間待たされましてね。

呼ばれたのが12:30です。

待っているだけでくたびれましてね、まな板の鯉って言うか、どうにでもなれって気持ちでドアをノックします。

女医なんです。消化器科の先生も。

偏見なんでしょうけど、なんか怖いんですよ私…。

気が強いというか、融通が利かないというか…偏見なんでしょうけどね。


で、椅子に座りました。

黙って、パソコンの画面を見つめています。

しばらく何も言いません。だから怖いってんです。


それから2つ,3つ質問されて(なんだったか忘れましたけど)答えるんですが、コメントが返ってこず、う~んと唸るばかりです。

やはり、怖いです。


そして、血液検査の結果が出ている画面を覗くと異常な数値は赤で表示されているんですが、それら一つ一つの説明はなく、


「肝臓が大変なことになってます」


なんて言ったらいい!?


「ご家族は?」と訊かれ

「妻と子供が2人です」と答えると

「子供がいるんですか」

(なのに、こんなんなるまで放っておいて!まったく!)

あ~!心の声が聞こえる。


「お酒やめないと命にかかわりますよ」

「はい」

「やめられますか?」

(どうせ、無理よね。あなたにやめられるわけないわ)

あ~!また心の声が…。なんでそう思うんだ。紹介状に書いてあるのか~!


「もし、依存症なんかでやめられない場合は、精神科でないと診られませんので、そちらに移っていただきます」


「やめます」と、きっぱり私は言いました。


「一滴でも飲んだら元に戻りますよ。…一滴ってことはないか。一杯でも飲んだら…」と、自分で突っ込みを入れるお茶目な部分も見せながら、

「じゃ、次は10月の後半に再検査します」


一滴と一杯の間の一口ってのはどうでしょうという言葉を飲み込んで私は部屋を出ました。


( )内の心の声は私の負い目から来るものだとしても、なんか悔しくてね。

見返してやろうって気になったんです。やめようという動機づけには充分だったと思いますよ。まさかそれが作戦だった…ってことはないと思いますが。


言っておきますけど、私はアルコール依存症ではありません。

何かから逃げようとか、やけを起こしてって飲み方はしてませんからね。

お酒が大好きで、楽しく飲んでるだけなんです。

だから、実は飲まなくても平気なんです。

最近は特に、もう一生分飲んだんじゃないかって思ってますから、煙草をやめた時のように「いいか」ってやめられるかもしれません。

ただ今まで酒の力を借りて睡眠をとってましたから眠れるかなってのが少々心配です。


薬は40日分もらっています。つまり次の検査までそれだけあるということです。

今日は禁酒2日目です。


ケンパパでした