別に漢字が解らないわけではないんです。
「よしだよしこ」
として音楽活動をしている女性がいるんですが、ご存知でしょうか。
歌手です。ギターも弾きます。
私は知っています。
と言うより、知っていましたと言った方が正確かもしれません。
中野にある「スイートレイン」というジャズバーの話は前に書いたと思うんですが、お店のママとは古い付き合いでして…とは言っても不適切な関係ではありませんし、いまやお互いにいい歳です。
その「スイートレイン」という店のホームページで、久々にその名を見ました。
7/22に「よしだよしこ」のライブがあるという案内をね。
あれ?って思いまして…。
自分の記憶の奥の方にしまわれた名前だったですから。
こっから先はご本人に読んで頂きたくないんですが書きますね。
私が、坪田直子の熱烈なファン(正確には「気まぐれ天使」というTVドラマで演じた伊集院渚のファンなのかな)であることは、前にも書いたと思うんですが、彼女は女優以外にも歌手として活動していました。
あれは1977年の12月22日のことでした。
坪田直子コンサート「雪待ちパンプキンガール」というタイトルのコンサートがありまして、バックを務めますのは伊藤銀次バンドと古沢良次郎カルテットです。
豪華だぜぇ!
んでもって、ゲストが「よしだよしこ」だったんですね。
ちゃんと憶えてますよ、その時のことは。
観に行きましたから…。
で、もう時効でしょうから書きますけど、会議を録音するようなカセットテープの録音機で隠し録りしてたんです。
探したら、そん時のテープが出てきまして聴いてみました。
いいじゃないですか「よしだよしこ」。
当時は坪田直子しか目に入らなかった私ですから、よしだの良さが解らなかったのかもしれません。
いいんです!よしだの歌とギター。
ギターでの弾き語りというのは、それだけでフォークというジャンルに括られがちですが、何かジャンルを超えた世界がありました。
この辺はご本人も読んでいいです。
じゃあってんで観に行きました。
12/22の中野のライブを…。
坪田直子が観に来ているかもしれないという期待がなかったわけじゃないですけど、彼女は今オーストラリアに住んでいるらしいので期待はチョボチョボでね。
あ!ここは、ご本人読まなくていいですから。
私が本当に期待したのは1977年のコンサートで坪田とよしだが一緒に歌った「ドーナツマン」を聴きたいっていう一点でした。
なんつったって35年くらい経ってますから、最近どんな歌を歌ってるか解らないじゃないですか。
そしたらね、よしだよしこったら3曲目くらいに「ドーナツマン」歌いやがった。
あ!ご本人さん読んでないでしょうね?
歌の力ってのは凄いですね!
私は、高校生に戻りました。
もちろん、気持ちだけですけど、戻りました。
1ステージ目が終わりまして、休憩が入ります。
ふと見ると「よしだよしこ」のCDが並んでいます。売ってんです。
何枚かありまして、「ドーナツマン」の入ったCDがあったら買おうかなって思いまして、収録曲をチェックしたんですがどれにも入っていないん。
仕方ないから、そばにいたよしださんに訊きました。
「ドーナツマン」が入ったCDはないんですか?ってね。
「売り切れなんです」
とのお返事。
1枚目のCDらしく、作った分(プレスした分)は完売だそうです。
よほど完売に縁がありますな。私の場合。
じゃあ、他のCDにしようかなって選んでたんですが、オリジナル曲のタイトル見ただけじゃ解らないでしょ?どんな曲なのかは。
ってなことで立ち往生していたら、よしださんがね、マネージャーさんらしき人んとこに行きまして、1枚目のCDどっかにないかなって感じで訊いてんですよ。
確か私の家に1枚あったとかなんとか話してん。
で、なんとかなりそうだから郵送するって言うんです。
私、住所を教えるために名刺を渡しましてね、そこには「Guitar」って書いてありますから、同じミュージシャンとしての信頼感が芽生えまして、まぁ音楽やっている者同士の勘なんでしょう。
お金のやり取りはその場でしたんです。
後はCDが送られてくれば交渉成立です。
そんなやりとりから、ぐっと距離が縮まったようで、今度一緒に演奏しましょうってな話まで出ましてね。
私は、よしださんの歌もギターも聴いてます。好きです。
でも、彼女は私のギターを聴いてないんです。
不思議でしょ?こういうのって。
社交辞令とは思えないので、近々実現できればいいなと思ってます。
35年越しの出会いですから、神のお導きがあったとしか思えません。
1年の半分、日本を旅しているような人だそうで、東京以外でお会いする機会があるかもしれません。
彼女との会話で最も印象的だったのは、坪田直子がオーストラリアに娘と住んでいるっていう話でした。
娘がいたんだ…
ケンパパでした