前回のお話→こちら
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180921/18/knozomi777/6d/80/p/o0715048014270166076.png?caw=800)
「渡海先生、最近思うんですけど」
「何だよ」
「……栗原先生って、無防備すぎじゃないですか?」
「それは前から思ってた」
今でもだ。目を離した隙に他の奴らと仲良さそうに話してる。
「栗原先生飲めるんですか?」
「まぁ、たしなみ程度だが」
「今度飲みに行きましょうよ!ね?」
「そうですよ!」
「おい、栗原。行かねぇよな?」
「「「ひっ!!!」」」
「え?行こうと思ってたんだが」
え?
「久々に酒でも飲もうと思って…」
マジか…。
「じゃあ俺も行きます!」
「波多野先生参加決定!」
「………俺も行く」
「……と、渡海先生も参加決定」
当日。居酒屋で皆でつまみを食べながら酒を飲む。
「栗原先生、こっち来てください!」
「分かった」
ひょこひょこと皆の間を行ったり来たり。それでお酒も飲んでつまみも食べる。
「チッ…あー、イライラする」
「まぁまぁ。どうせ栗原先生の恋人は俺達ですから」
「……まぁな」
なおも皆から色々と質問され、にこやかに答える。緩やかに進んだ飲み会もそろそろお開きという時間が迫ってた。